元保育士の本能【刀剣乱舞】

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安定「主には、兄がいるの？」


「…まぁ、いるよ。一応、審神者やってる。」


今年で25歳。審神者歴5年。


兄貴の夢が、審神者になることだった。


会うことはなくなったが、電話は毎週かかってくる。









「…電話したくねぇ…」


安定「…？」


…いや、こいつらのためだ。









「…かけるぞ。」









スマホで、兄貴に電話をかけた。









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兄『Aッ！！』


急に大きな声がした。


安定「？！」


こんのすけ「何事ですか？！」









「…うるせぇ、兄貴。」


耳がキーンってなったぞ。


兄『どうしたんだい？！Aから電話なんて、初めてだよね？！


何かあったのか？！事故？！金か？！金を借してほしいのか？！』









安定「あ、主…大丈夫なの…？」


…大和守安定が、怯えている。









「…兄貴、少し落ち着いてくれないか？」


俺は、大和守安定の肩を抱き寄せる。


安心したように微笑んだ。


…よかった。


兄『ごめん…ごめんよ、A…こんな兄で…』









…めんどくせぇ。


「別に、兄貴自体を否定したわけじゃない。


…ただ、兄貴に相談したいことがあるんだ。」


兄『僕に？！ま、まさか職場でいじめられて…』









「刀を具体化させるには、どうしたらいいんだ？」









兄『…え？』









「あ、俺…短期間だけど、審神者やることになったんだ。」









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兄『えぇぇぇぇえええええええええええ？！』









…なんだこの間は。









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