婚姻届は破り捨てました。【降谷零】

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もう18時30分か…



時間が止まってほしいとこれほど思ったことはないだろう…、いや、いっそのこと未来に行きたい



全て片付いた未来に…



「そろそろ着替えなきゃ」



ソファーに置いていたパーティードレスを手に取り大きな全身が写る鏡の前に行く



私ぐらいの年頃なら化粧をするのが普通なのだろうが、付き合いたての頃降谷さんに喜んでほしくてしたとき”僕以外には見せたくないから普段は化粧をしないでくれ”と真剣に言われてしまったため、あれ以来化粧はしていない



『ピーンポーン』



チャイムが部屋中に鳴り響く



誰だろう……


降谷さんはいつも家の前で”ついた”とを報告してくれるので降谷さんではないだろうし…



「はーい、えっ…」



「扉を開ける前に誰か確認しないと駄目じゃないか」



目の前には黒いスーツをビシッと着こなした降谷さんが立っていた

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