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『グフッ』
(じゃあそろそろ中距離、長距離戦に入ろう)
(わかった)
(木々を利用してね)
「オラッ!」
距離をとって
(打て)
『相対術式』
あ、そういえば攻撃の名前みたいなのつけてないな
まぁいいか
(考え事はなしよ)
「こんなことできるのか」
「どんな術式なんだ?」
『教えるわけ、ないでしょ』
パパの攻撃を避けながら言った
(岩の壁を作って)
地面に手をついて壁を作った
(どうするの?)
(叩き割って粉々になったやつをおじさんに)
(そんなことできないよわたし)
わたしはそんな呪力操作が上手いわけじゃない
(代わって)
(わかったよ)
わたしと変わるのはもう少しあとが良かったけど
まぁいいか
この壁は私たちの呪力で作ったものだ
叩き割って
「オラッ!」
チッ……
おじさんに割られたけど
まぁいいか
『行け』
粉々の岩がおじさんに向かっていった
(代わって)
(早っ!)
(打って)
(最大出力で)
『パパ!』
『相対術式』
『最大出力!』
やったか?
(おい!気を抜くな!)
「ククッ作戦はいいが弱いな」
『なっ……』
ボキッ
『ガハッ』
(骨が折れたね)
『グッ』
『クソっ』
(反転術式を使え)
『フゥーフゥー』
「今反転術式使ったか?」
『……うん』
「あと二回だな」
『そう、だよ』
パパは呪具を出した
わたしはあまり呪具には詳しくない
(あれは普通の呪具だよ)
『パパももう呪具は変えられないよ』
「そうだな」
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作者名:エキスパートたかしちゃん | 作成日時:2024年3月31日 22時