三十二話 ページ36
「私個人としては、降谷の壁破壊事件とかめっちゃ印象に残ってるんだけど」
「あー、松田と喧嘩して壁に穴あげたやつか」
「そう言えばそんなんもあったねー」
「あれって結局何が原因だったんだよ?」
「あー…忘れたな。松田覚えてるか?」
「俺も忘れちまったな」
「まじかよお前ら」
そんな忘れ去られるような理由の喧嘩で壁くんは尊き犠牲となったのか…嘘やん。
壁くん、君は立派だったよ。私は君のこと絶対に忘れないから。だから安らかに眠れ…壁よ。
「俺は東の机百人倒しとか覚えてるなー!」
「あ、それあれだ!ゴキブリ出て杏子がテンパって教室の机片っ端からぶっ飛ばしたやつ!」
「A辞めて。思い出しただけで寒気が止まんない」
「いや、周りの俺達の方が怖かったぞ?」
「死人が出てもおかしくないレベルだったからな」
ちなみにそのゴキブリはワタシが苦しみを感じないように一瞬で天国へ導いてあげた。うん、なんて優しいんだろ私。
「ヒロの足痺れレースとかもあったよな」
「あれは悪質かつ陰湿だったな」
「やることが警察官とは思えねぇ」
「わざとじゃないからな!?」
「でもねぇ…見事な玉突きだったしなぁ」
「おう、被害者の数は十を超えるぜ」
「これは有罪の他ありませんねぇ…皆のもの容疑者を逮捕しろ!」
「いだだだだ!今鳴っちゃいけない音が!!」
「諸伏…お前は良い奴だったよ」
良い奴だったのに、術科の正座後に足が痺れて前に倒れそのまま前にいた人の痺れた足をつついて悲鳴をあげさせその人物もまた前の人の痺れた足をつつくという教官までもを巻き込んだ足痺れレースをおこすだなんて…あなたの心に一体何があったっていうの!?
「それを言うなら俺より伊達の厨房大爆発の方が被害者多かっただろ!?」
「あー…確かにあれはすごかったな」
「厨房こっぱみじんだったしね」
「いや、あれはアニキの作る男の料理には必要なパフォーマンスだから」
「お前の伊達に対するその絶対的な信頼は一体なんなんだ」
「常にアニキを疑わない。これが子分としての心得っすよ!ね?」
「いや、あれは本当に申し訳なかったと思ってるぜ…」
「…」
「A諦めろ」
「たまにはそういう日もあるよね!!」
めげない、めげないぞ私は!ここでめげてはアニキの子分としての名が廃るからな!
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ゆっきー(プロフ) - 黒姫♪さん» 了解しました!ありがとうございます( *˙ω˙*)見に行かせて頂きますね!(●´ω`●) (2018年12月30日 12時) (レス) id: 22c781a7f2 (このIDを非表示/違反報告)
黒姫♪ - ゆっきーさん» いえいえ。 私も体に気を付けますね! 私の作品の題名は、[名探偵コナン]白から黒に染まった運命と言います。 是非とも私の作品で感想もお願いします。 (2018年12月30日 12時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - 黒姫♪さん» こんにちは!閲覧、温かいお言葉ありがとうございます!最近本当に寒いですよね…黒姫さんもお体に気をつけて下さいね( *˙ω˙*)ぜひぜひ、読ませて頂きたいです!それで、御手数お掛けしますが題名を教えて頂いてもいいですか…?|´-`) (2018年12月30日 12時) (レス) id: 22c781a7f2 (このIDを非表示/違反報告)
黒姫♪ - とても面白かったです。 更新、自分のペースで頑張ってください。 寒い日が続いているので体に気を付けてくださいね? 私も名探偵コナンの作品を書いているので良かったら読みに来てください。 もし、私の作品の題名がわからない時には、教えますか? (2018年12月30日 12時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - サクラサクさん» はっ(゜ロ゜) (2018年12月29日 13時) (レス) id: 22c781a7f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっきー | 作成日時:2018年11月4日 22時