三十話 ページ34
愛の拳事件から早一ヶ月。
十月も半ばにさしかかり、私達はついに卒業を三日後にに控えた。
十月の後半、卒業三日前。この日に何をするか?そんなものひとつしかないに決まってるだろう!!
既に電気が消えている目の前の窓をコンコンっと叩く。
「誰だ!?」
「大声出さないで!教官にバレるじゃん!?」
勢いよく窓を開けた降谷に向かって、顔の前に人差し指をたてしーっと言う。すると降谷の後ろから顔をだした諸伏もまた驚きA!?と声を上げる。
「だから大きい声出しなさんなって」
私の言葉に諸伏は、え、あ、悪い?と謝ってくる。
ん?お前が一番うるさい?それは失礼、少々ハッスルしすぎたようだ。
それにしても幼馴染って言うのはやることなすこととことん似てるもんなのか?
「普通は誰でもこの反応だ」
「あらやだ、また声にでてたみたいね」
「で、なんでAは窓の外にいるんだ?」
「んふふ、よくぞ聞いてくれた。
降谷、諸伏。今からお月見しよ!」
「「は?」」
___
「ほら、早く!杏子達待ってるから」
「説明不足すぎてまだいまいち状況が読み取れてないんだが…」
「だからお月見だって。松田と萩原と伊達は杏子が呼んできてくれてるから、あとは私達だけなの」
そう、この時期にするものそれはお月見だ!!
え、なんでわざわざ外から呼びに行ったかって?
ふはは、それは現在が消灯時間後であり消灯時間後は男子寮と女子寮の入口に鍵がかかるからだ!!
つまり消去法で窓からとなった。いやーー寮が一階建てでよかった。さもなくばよじ登らないといけんとこだったぜ…。
ちなみに今は昼間のうちに予め開けておいた窓から後者に侵入し屋上に向かっている。
「こういう時だけは準備万端なんだな」
「やかましいわ。こういう時‘’も”でしょーが」
小さな声で会話しているはずなのに、私たち以外に誰もいない静かな校舎内には大きく反響する。そう言うのなんか…いいね!テンション上がる!
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ゆっきー(プロフ) - 黒姫♪さん» 了解しました!ありがとうございます( *˙ω˙*)見に行かせて頂きますね!(●´ω`●) (2018年12月30日 12時) (レス) id: 22c781a7f2 (このIDを非表示/違反報告)
黒姫♪ - ゆっきーさん» いえいえ。 私も体に気を付けますね! 私の作品の題名は、[名探偵コナン]白から黒に染まった運命と言います。 是非とも私の作品で感想もお願いします。 (2018年12月30日 12時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - 黒姫♪さん» こんにちは!閲覧、温かいお言葉ありがとうございます!最近本当に寒いですよね…黒姫さんもお体に気をつけて下さいね( *˙ω˙*)ぜひぜひ、読ませて頂きたいです!それで、御手数お掛けしますが題名を教えて頂いてもいいですか…?|´-`) (2018年12月30日 12時) (レス) id: 22c781a7f2 (このIDを非表示/違反報告)
黒姫♪ - とても面白かったです。 更新、自分のペースで頑張ってください。 寒い日が続いているので体に気を付けてくださいね? 私も名探偵コナンの作品を書いているので良かったら読みに来てください。 もし、私の作品の題名がわからない時には、教えますか? (2018年12月30日 12時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - サクラサクさん» はっ(゜ロ゜) (2018年12月29日 13時) (レス) id: 22c781a7f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっきー | 作成日時:2018年11月4日 22時