二十七話 ページ31
「はい来ましたー。ありがとうございます!」
え、何が来たかって?ふっふっふ、アイツだよ。日本全国いや、全世界の学生にとっての試練であるアイツ…そう筆記テストだ!
「ねえ、前回一位の降谷さん。どうやったら座学って出来るかを20字以上30字以内で述べよ」
「座学なんて頭に浮かんだ答えを書いていけばいいだけだろ」
「それが出来ないんだってば。それからしっかり26文字あざす」
「ああ、そう言えばAは野生だったな」
「ねえ、そのネタほんといつまで引っ張るの?
って言うかそのやり方の方が野生だからね?」
そう言うと降谷はふっと笑って済まない、冗談だという。ねえ、ふるっち。もう冗談の域を超えてますよ…?
「お詫びと言ってはなんだが、俺が教えてやろうか」
「何を?」
「座学を」
「マジで言ってらっしゃる…?降谷が私に自分から教えてくれるとは天地異変の前触れ!?うっわ今すぐ避難準備しないとッ!!」
「やっぱり辞めるか」
「うわあ、ごめんだってお願いだって降谷様!!」
この通り!と両手を合わせて頭を下げる。このテストは割とガチで結構重要だ。つまり好成績を残さないといけない。
つまりふるやん、君には私の好成績を築くための飛んで火に入る夏の虫とやらになってもらわねばならない。
「悪く思うなよ…むふふふ」
「何を笑っているのかわからないが、どうせまたしょうもないことでも考えているんだろう」
「失敬な。」
「事実だろ」
「抜けがけは良くないな、ゼロ」
「ヒロ…!」
「なあ、俺も一緒にいいか?」
「ほう…さてはお主も今回のテスト自信ないんだな」
「ああ、でも今回のテスト大事だしどうしようかなって考えてた時にAとゼロの会話が聞こえたからさ」
「なるほど」
仲間ー!!!と言って諸伏とハイタッチをする。そうだよね、やっぱり普通自信ないもんだよね!あんないかにも自信いっぱい!って感じの降谷がおかしいんだ。うん、そうに違いない。
「おーおー、降谷クンに諸伏クン。
俺を忘れてるんじゃねえの?」
「松田…!」
「お、まっつん!!さてはお主もだな!」
「ああ」
「だよねー!
…ってか皆何火花飛ばしてんの?なんかに火付けようとしてんの?」
「いや、何もない」
「え、いやでも」
「本当に」
「そ、そう…?」
「ああ」
まあ本人達が言うならそうなのか…?
しかしそれならば私を挟むのをやめて欲しい。さもないと私の頭に引火しそうだ。
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ゆっきー(プロフ) - 黒姫♪さん» 了解しました!ありがとうございます( *˙ω˙*)見に行かせて頂きますね!(●´ω`●) (2018年12月30日 12時) (レス) id: 22c781a7f2 (このIDを非表示/違反報告)
黒姫♪ - ゆっきーさん» いえいえ。 私も体に気を付けますね! 私の作品の題名は、[名探偵コナン]白から黒に染まった運命と言います。 是非とも私の作品で感想もお願いします。 (2018年12月30日 12時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - 黒姫♪さん» こんにちは!閲覧、温かいお言葉ありがとうございます!最近本当に寒いですよね…黒姫さんもお体に気をつけて下さいね( *˙ω˙*)ぜひぜひ、読ませて頂きたいです!それで、御手数お掛けしますが題名を教えて頂いてもいいですか…?|´-`) (2018年12月30日 12時) (レス) id: 22c781a7f2 (このIDを非表示/違反報告)
黒姫♪ - とても面白かったです。 更新、自分のペースで頑張ってください。 寒い日が続いているので体に気を付けてくださいね? 私も名探偵コナンの作品を書いているので良かったら読みに来てください。 もし、私の作品の題名がわからない時には、教えますか? (2018年12月30日 12時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - サクラサクさん» はっ(゜ロ゜) (2018年12月29日 13時) (レス) id: 22c781a7f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっきー | 作成日時:2018年11月4日 22時