二十一話 ページ23
「それにしてもまさかすぐ後ろがごみ捨て場だったとはなあ!」
豪快に笑いながらこいつは一本取られたぜ!と背中を叩いてくる。え、ちょっとまって普通にっていうか普通以上に痛いよ!?私何かした!?心当たりがありすぎてちょっとわかんない。
「そう言やA術科女子1位なんだってな!」
「切り替えが早すぎてついていけない…」
「ん?」
「いや、何も…」
「?そうか。
Aは学生時代何かやってたのか?柔道とか剣道とか」
「んや、中学はテニス部で高校は演劇部だったよ」
「へえ、それなのに一位とは凄えな」
「ふふん、私にかかればお茶の子さいさいよ!…って言いたいとこだけど、私そこまで自分のウデに自信あるわけじゃないんだよね。多少なりとも運が良かったってのもあっただろうし。」
もっと自信を持って言えるように腕を磨かないと!と拳をにぎりしめ、フンっと鼻息を荒く決意表明すると伊達はAは努力家なんだなと言った。
「努力家か…んーなんだろ、私好きな事とか一度自分で決めたことには良くも悪くもとことん一途になっちゃうんだよね。
それに私、努力するのって結構嫌いじゃないんだ。だって、直ぐには実らなくたって積み重ねたそれは絶対に無意味にはならないから」
私がそういうと伊達はまた豪快に笑いながら、Aらしいな!と言って頭をわしゃわしゃと撫でてくれる。やばい、どうしよう私伊達に対してとてつもなく言いたいことが出来てしまった。
でもこれを言ってしまったら…かと言って言わないなんて選択肢は私には無い。さあ、言うのだ。腹をくくれAA!
「あ、あのさ伊達お願いがあるんだけど
「おう、なんだ?」
「その…アニキって呼んでいいですかっ!?」
言えたーーー!!しかしその言葉に美しいほど間髪入れずに伊達はすまん、断る。と返してくる。何故だ、なぜなんだアニキ!
その後も事ある毎に言い続けたが、アニキの意思は相当固く一度も首を縦に降ってくれなかった。
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ゆっきー(プロフ) - 黒姫♪さん» 了解しました!ありがとうございます( *˙ω˙*)見に行かせて頂きますね!(●´ω`●) (2018年12月30日 12時) (レス) id: 22c781a7f2 (このIDを非表示/違反報告)
黒姫♪ - ゆっきーさん» いえいえ。 私も体に気を付けますね! 私の作品の題名は、[名探偵コナン]白から黒に染まった運命と言います。 是非とも私の作品で感想もお願いします。 (2018年12月30日 12時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - 黒姫♪さん» こんにちは!閲覧、温かいお言葉ありがとうございます!最近本当に寒いですよね…黒姫さんもお体に気をつけて下さいね( *˙ω˙*)ぜひぜひ、読ませて頂きたいです!それで、御手数お掛けしますが題名を教えて頂いてもいいですか…?|´-`) (2018年12月30日 12時) (レス) id: 22c781a7f2 (このIDを非表示/違反報告)
黒姫♪ - とても面白かったです。 更新、自分のペースで頑張ってください。 寒い日が続いているので体に気を付けてくださいね? 私も名探偵コナンの作品を書いているので良かったら読みに来てください。 もし、私の作品の題名がわからない時には、教えますか? (2018年12月30日 12時) (レス) id: b7d309d2d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - サクラサクさん» はっ(゜ロ゜) (2018年12月29日 13時) (レス) id: 22c781a7f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっきー | 作成日時:2018年11月4日 22時