46話（千姫）「見ていってちょうだい(^^)」 ページ7
―――戌の刻。
あれから、Aたちは、すぐさま屯所を出て池田屋に出発していた。
永倉「……こっちが当たりか。まさか長州藩邸のすぐ裏で会合とはな。」
四国屋が本命だと踏んでいた新選組だったがなんと池田屋が会合場所だったのだ。
沖田「僕は最初からこっちだと思ってたけどね。 奴らは今まで何度も、頻繁に池田屋を使ってたわけだし」
永倉「だからって古高が掴まった晩に、わざわざ普段と同じ場所で集まるか？ 山南さんが言ってたように 普通は場所を変えるだろ？ 常識的に考えて。」
沖田「じゃあ、 奴らには常識が無かったんだね。」
っと言う総司や永倉さんのどこか気の抜けるよう 二人の会話を耳にしながら、周りを見る。
空さんは、面白そうにニコニコと二人の会話を聞いていて海さんは、興味なさげに壁にもたれて池田屋をみている。
本当なら、池田屋に今すぐにでも踏み込めるのだが、まだ土方さん達が来ていない。
沖田「…近藤さん、どうします？ これでみすみす逃しちゃったら無様ですよ？」
藤堂「そうそう。俺達だけでも先に食い止めてようぜ！」
永倉「これで逃げられちゃ、元も子もないぜ？」
総司達の言葉を聞いて、 近藤はふいに立ち上がると
近藤「やむを得ん。 我々だけで踏み込むぞ！」
皆、待ってました、と言わんばかりに笑みを浮 かべると
――…ドンッ!! 近藤と共に池田屋に踏み入った。
近藤「会津中将お預かり浪士隊 新選組――詮議の為宿内を改める！」
高らかな宣言に小さな悲鳴が池田屋にあがり中に居た浪士達は次々と抜刀する。
それを見た僕も、慌てて腰にある刀に手をかけて抜刀をする。
沖田「わざわざ大声で討ち入りを知らせちゃうとか凄く近藤さんらしいよね？」
っと総司が楽しそうにそう言う。
大きな討ち入りに 気持ちが高まっているようだ。
永倉「いいんじゃねえの！ 正々堂々と名乗りを上げる、それは討ち入りの定石ってもんだ！」
刃を交えながら永倉さんも高らかにそう言う。
藤堂「自分を不利な状況に追い込むのが定石ぃ？ おらよっ！！」
――キィーン！！シュバっ！！
近藤「御用改めである！ 手向かいすれば 容赦なく切り捨てる！」
僕も、次々と近くに居る浪士を斬っていく。…っとは言っても僕の場合は人を最後まで…息の根を止めるまで刀を振ることが出来ないので相手に重傷を負わせて動けなくし血がなくなり死んで行くのを待つ。
それが、僕のやり方だ。
こうして、池田屋では激しい討ち入りが始まった。
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めいさい - とっても面白いです！夢主が可愛い…(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))がんばってください！ (2016年7月30日 15時) (
レス) id: 3c799ac5d2 (このIDを非表示/違反報告)
誠桜花(プロフ) - ありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです(^^) (2016年2月5日 16時) (レス) id: 327c7a7ce9 (このIDを非表示/違反報告)
燐ﾀﾛ - 面白かったです(’-’*)♪続きが気になります！更新楽しみに待ってます(゜∇^d)!! (2016年2月5日 15時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
誠桜花(プロフ) - 麻里♪さん» ありがとうございます！ (2016年2月4日 5時) (レス) id: 327c7a7ce9 (このIDを非表示/違反報告)
麻里♪(プロフ) - 一気に読ませて頂きました！！！更新、頑張ってください。気長にお待ちしております。 (2016年1月23日 15時) (レス) id: e0df6ff759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：誠桜花 | 作者ホームページ：http://1015
作成日時：2015年2月20日 16時
