☆孤爪研磨 【嘘別れ】＊梅華さんリクエスト！ ページ1
「前から言わなきゃ…って…思ってたんだけどさ…」
帰り道。
彼氏の彼はゲーム機に目を向けたまま口を開く。
その横で携帯ゲームをしていた私も、
ゲーム機に目を向けたまま
『ん？』
っとだけ返事をする。
「…別れよ。」
この言葉が告げられた瞬間
全ての思考が狂い…私は一時停止して問う。
『ごめん…き…こえな…か…った…』
はっきり聞こえたが…
私にはこう言うしかなかった。
「…別れようって言った」
それでも彼はゲーム機に目を向けたまま私を見ない。
これは夢だろうか
私は心で願うしかないのだ
(変な…夢…)
携帯には「GAME OVER」と書かれた文字。
タダですら寒く、私の頬や足はもう氷のように固まる中。
目から流れる雫も冷たく固まっていた。
早く…
返事を…
言わな…きゃ
嫌だって…
でも
口は動く。
『わ…か…った』
なんで。
なに言ってんの私。
ばかっ。やめて。
君も…
研磨も…そんな顔しないで。
てか…なんで
なんで
先に告げたあんたが
驚いてんのよ
「あ…っと…ごめ『いいよ。大丈夫。好きな人でもできた？私が嫌だった？』…いや…そう言うのじゃなくて…」
焦る口は彼を追い込む。
『別に私は大丈夫だし！研磨なんて居なくても…モテるから…』
爪が貫通しそうなくらい握る拳。
唇が切れそうなくらい噛み締める。
ぐちゃぐちゃになる私の顔を見て彼は何を思う？
「そんなこと言わないでよ…。A…大好きだから…泣かないで。」
先程までに冷たかった体は一瞬で暖かくなった…。
意味がわからない。
『矛盾…してる…っ』
「さっきの嘘…。ごめん。耐えられなくなったから言う。俺は死んでも…別れるつもりないから…。」
少し大きな彼は私を優しく見下ろし、優しく微笑む
あぁ…なんて幸せな嘘…。
夢じゃない。
それは
複雑な様で…嬉しいような嘘。
『次そんなこと言ったら…もう死ぬわ。』
「…そんなことしていいの？俺も道ずれだけど」
『やっぱダメ。Ｓ級クリアできる人いなくなる。』
「え…俺の取り柄ゲームだけ？」
『嘘。研磨居なくなれば私無理。』
「…それこそ意味わかんない。」
『そのままだよ。』
「……大好きって意味？」
『……さぁ？』
タイミングよく降る雪に
私達の笑い声は弾む。
冷たかった手も
繋がれれは暖かい。
大好きな
彼がいるからこその…自分なんです。
☆及川徹【MerryX'mas】＊きゅうりさんリクエスト！→
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マッピノ♪(プロフ) - ウルフさん» わかりました！！にししっ！！更新遅くて大変申し訳ありません…… (2018年2月24日 18時) (
レス) id: 03b164544d (このIDを非表示/違反報告)
マッピノ♪(プロフ) - 猫( ΦωΦ )さん» 了解です！リクエストありがとうございますっ！更新遅くて大変申し訳ないです… (2018年2月24日 18時) (レス) id: 03b164544d (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ - 影山君かリエーフ君みたいです！ (2018年2月22日 18時) (レス) id: 9d08ff4e0d (このIDを非表示/違反報告)
猫( ΦωΦ ) - くにみん見たいな、、、 更新頑張ってください！ (2018年2月17日 21時) (レス) id: 7fb1574de4 (このIDを非表示/違反報告)
マッピノ♪(プロフ) - 結愛さん» 了解です！！頑張ります！！ありがとうございます！！ (2018年2月14日 15時) (レス) id: 03b164544d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マッピノ♪ | 作者ホームページ：http://matomu
作成日時：2017年11月19日 20時
