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壱 ページ2
＊
──ジャラ。
手、足、首を拘束している枷が、動く度に音を鳴らす──あまり良いものではない。窮屈に感じて、仕方がなかった。
正直言って、こんなに沢山の看守に囲まれて移動するのは初めてのことであり、恐怖心を掻き立てられている状況だった。
(早く外して欲しいな……)
______ ..*
____________ ...*
「看守長。例の女囚人を連れて来ました──」
看守が真面目な様子でドアに向かって詳細を述べると、奥から「入れ」と言う、女の人らしき人物の声が聴こえた。
その声からは�猯篝鼎気醗勸記瓩魎兇犬拭�
その言葉に従い、部屋に入って行くと、気付いたことが一つ。
�犂納蘢広瓩噺討个譴訖佑��狃��瓩世辰燭噺世Δ海箸澄�
うすうす勘づいてはいたが──いざ後対面となると、物凄い緊張感が襲ってくる。
そんな中、女性はゆっくりと口を開き、言い放った。
「ご苦労……早速だが、その囚人の枷を外してはくれまいか？ そのままじゃあ、話そうにもロクに話せない」
言いおわると同時に、私を見つめ、ニコリと優しく微笑んだ。
多分、この人はとても優しい人なんだと思う。
＊
続く
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作者名：乾 | 作成日時：2018年9月14日 14時
