モブ20 ページ24
(Nユニット編)
遊木side
僕は、今すごく困っている
「はぁ…鬱だ死にたい…」
翠くんさっきからこの調子でだし…
何より、羽風先輩がいない
その原因は遡る事、30分前
ー30分前ー
そろそろ、みんな来る頃なのに…
僕はレッスンルームに早く着いてしまったから、ストレッチをして待ってたんだけど
2人共、全然来ない
僕はおかしいなと思って扉を開けると
「「うわっ!」」
え、誰々!?
僕は目の前が緑色に染まって焦っていると
「ごめんね」
声のした方を向くと、羽風先輩だった
「あ、いえ…」
僕は羽風先輩という事が分かると、背筋がピンっと伸びた気がした
「あの…入ってもいいですか」
羽風先輩の後ろから、ひょこっと頭を出して問うたのは
「いいよ、翠くん」
翠くんだった
僕は、先輩としての自覚が芽生えて少し偉そうになってしまった
「はい、お邪魔します…」
「じゃあ…自己紹介でもする?」
「そうですね」
「俺も賛成です」
「じゃあ…俺から」
自己紹介が終えると、話し合いが始まった
15分経つと…
「ごめんね、俺今からデートなんだ。じゃあ、お疲れ様〜」
羽風先輩は、そう言った
「え?」翠くんと僕は顔にこれが書いてあったと思う
僕達があっけにとられている時には、もう羽風先輩の姿は無かった
それから、15分後
僕達で案を出していったけど、2人では限度があって、そこまで案は出てこなかった
この状況を打破するために、Nユニットの曲を聴いたけれど、なかなか出てこず今の状況になっている
キーンコーンカーンコーン
スピーカーから、音が流れる
下校時間みたいだ…
「お疲れ様…」
僕は乾いた笑いを翠くんに見せた後、逃げるようにその場を去った
僕は、廊下で羽風先輩がレッスンに参加してくれる方法を探したけれど何一つ見つからなかった
廊下の木目を見ながら歩いていると
誰かの影が見えた
影を辿りながら、見てみると
大神くんだった
僕はその時、閃いた
大神くんは羽風先輩と同じundeadだし解決する方法が分かるんじゃないかな…
と、
僕は勇気を振り絞って声をかける事にした
「あの、大神くん」
「あぁ?何だよ」
「ちょっと聞きたいことがあるんだ…」
97人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そぬん - イベント、頑張ってくださいね!更新とともに帰ってくることを楽しみにしてます!!!面白かったです!!! (2020年7月29日 19時) (レス) id: 5ad600b11d (このIDを非表示/違反報告)
^^* - 1章、、、、てことは2章もくる、、?神ですかありがとうございます。更新頑張ってください (2020年5月24日 8時) (レス) id: a311e75dfe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:卯月美 | 作成日時:2020年5月20日 11時