黒って嫌だな ページ45
―1週間後―
主「ありがとうございました」
多「ありがとうございました」
ぺこりと礼をし見送る
微かに臭う線香の匂い
黒い服に身を包む私と多々良
今日は葬式だ
…実の父と母の
多「A後ちょっとだから眠そうな顔をしないでよー」
主「だって…眠い…」
最後の一人を見送った後私と多々良は2人になった
主「多々良…」
多「んー？どうしたのー？」
多々良は相変わらずほんわりした雰囲気を漂わせる
主「あのさ…」
―1週間前―
主「…っ！」
バッと目を覚ます
そこはこの前のバーの2階
そして目の前に
主「多々良…？」
すやすやと眠る多々良
瞬間私はさっきのことがフラッシュバックして逃げ出そうとした
だがそれは阻止された
草「なぁ ちょっと待ってーな」
草薙出雲に
主「何っで…！」
草「ちょっと昔話聞いてくれんか？」
草薙は落ち着いたトーンで話す
草「昔むかしある所に男の子がおったんや
その子はすごく親の事が好きやった
その子になある日妹が出来た
男の子はホンマに嬉しかった
男の子は『この子を守る』そう決めたんや
色々あって男の子はおばあちゃん家に預けられとった」
主「それが…どうしたんだよ！」
この時すごく草薙に腹が立った
それでも草薙は話し続ける
草「やっと妹に会える日が来た
嬉しくてたまらん男の子は父の異変に気づいた
男の子はあまり気にとめんかった
家に着いて男の子は1番最初に聞いた
『妹はどこにいるの？』と
それを聞いた瞬間父の顔つきが変わった
それから男の子は親に暴力振るわれるようになった
部屋に閉じこめられとった
妹に1度も会えんまま」
主「やめろ…」
嫌だ
聞きたくない
草「ある日男の子は親から部屋を出させて貰えた
ほんで車に乗ってある所に連れてかれたんや
その場所は…」
主「やめろ！！」
??「『今の義父と義母の所』でしょ？草薙さん」
突然の声にビックリした
草「正解や 十束」
多「えへへー嬉しいな」
主「多々良…」
多「この話の続きは俺がするね
義父と義母に愛されて幸せだった男の子
だけど男の子はいつも思ってた
『ここにAがいたらなぁ』って」
主「今…Aって…」
多「その男の子って俺だよA」
窓からの風が心地よかった
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にこ(プロフ) - ミリアさん！無事出来ましたのでよかったら見てください！ (2018年12月30日 10時) (
レス) id: 862a65ff1a (このIDを非表示/違反報告)
つきの(プロフ) - 了解です！今クリスマスまで没収されてて親の目を盗んで書いてる状態なので多分クリスマスあたりに作ると思います！何度もありがとうございます！感謝感激ですっ！！ (2018年12月9日 10時) (レス) id: 862a65ff1a (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - コメント見ました。私は、恋愛が希望で可能ならギャグも混ぜて欲しいです。 (2018年12月8日 22時) (レス) id: 9ed3e7f136 (このIDを非表示/違反報告)
つきの(プロフ) - ミリアさん» 何度もレスすみません！聞き忘れてた事があったのですが…ギャグとシリアスと恋愛…どれがいいですか？ (2018年12月3日 21時) (レス) id: 862a65ff1a (このIDを非表示/違反報告)
つきの(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！！新しい作品作ろうと思ったけどいいネタがなくて…ミリア様の素晴らしいネタで作ろうと思います！説明すごく分かりやすかったですよ！ミリア様のご期待に応えられるようこれからも頑張ります！本当にありがとうございます！ (2018年12月2日 19時) (レス) id: 862a65ff1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2018年7月26日 18時
