不審者ＪＫは花粉症らしい【宮治】 (ページ49)

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48 エンドロールがきらきらりページ49

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初めてあんな気持ちになった。

治(・)と過ごす日々は、胸がきゅうってなったり、ぽかぽかしたり、どきどきしたり、色々な感情が競り上がって、しんどくて、でも新鮮で楽しい。

＿＿＿＿＿＿＿＿それは２年経った今もで。

「何読んどるん？」

お風呂上がり、髪を乾かし終えたのか、私の読んでいた手帳を覗き込む彼。

変わらないサラサラの銀髪が反動で揺れた。

『日記だよ！この間部屋整理してたら見つけたんだあ～』

「高２ん時の日記？レアやん、俺も一緒に見よ～っと」

そう言ってプリンを掬い上げ頬張る治を見て、私は思わず笑ってしまう。

さっき２人でポテチを食べたのに、まだ食べるんだあ。

食い意地はるとこ、変わってないな～…なんて。

「 ……？なんかついとる？」

ーーーーかわいいなあ

『治、好きだよ』

「っ！？なんやねん急に……！心臓でてくるやろうが！」

『出ないよ～』

ケラケラ笑えば、すぐに唇が塞がれた。

目の前には悪戯成功、みたいな顔した治が口角をニンマリあげている。

嗚呼、もう。

さっきまで頭に浮かんでいた初々しい記憶と重なる情景に、私はまた笑ってしまった。

その途端、ぐいっと体が引かれて。

「もう、さっきから何笑ってんねん！」

『あはっ秘密～！』

「なんでやねん～～～！！」

治が私を抱きしめる力をぎゅーーっと強くする。

拗ねてる治が可愛くて、堪らず私も触れるだけのキスをした。

「なんやねん今日！！！超積極的やな！！ベッド行くか！？！？」

『ねえ治こそ今日テンション高くない？大丈夫？』

「 Aが可愛いのが悪い！！ほな行くで！！」

『え、私まだ返事してな…… 』

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…………ごほん。

えぇっと、その後は皆様のご想像にお任せいたしますが。

まあこの話を通して、何を言いたいのかーーーって話なんですけど、まあまとめると。

不審者でもイケメンと付き合えます。以上。(※ただし美少女に限る)

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おーーーーーわーーーーーーりーーーーーーーー

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