36 梟谷に女スパイ ページ37
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『 わああ…!すっごい、すっごいでっかい!!やば! 』
東京の学校ってこんなんなの!?と京治の方を向くと
こら、はしゃぎすぎ、なんて頭をぺしんと軽く叩かれた。愛を感じる。(?)
でもでもでも!ね!
東京ってだけでなんだかすっごく感じてしまうんだよ!!これが田舎者の習性かなあ!!
元関東住みだって言っても、素晴らしいほど田んぼに囲まれた土地だったからこういう都会には慣れてない。
だから電柱だけではしゃいじゃうぜ。
まあそんなんどうでもいいとして、なんで梟谷学園にいるかというと。
3日間も家にいたら流石に飽きちゃうよね〜〜的なテキーラ?
そんなノリで「京治の部活ついてく」って言ったら意外にも了承してもらえたという不思議。
ってなわけで京治の部活のぞいちゃうぞ、の巻です。
なんて語っていたら、じーっと私を見る京治に気づいて「どうしたの?」と声をかけた。
「 ん……やっぱり俺のジャージ着る?パジャマのズボンじゃん、それ。 」
『 へ?いやあ、いいよいいよっ!このズボン動きやすいし! 』
動きやすい服で、と言われていたのだが、生憎ジャージがなかったので
自宅から持参していたパジャマを下に履いている。上は普通にダボダボTシャツ。
でもさあ、この下のズボン……
アディダスの線入ってるラインパンツの短い版みたいな、あの、わかる???
まあ要するにショーパンのまじで短いやつだから、ダボTと合わせたらすんごい際どい感じになっちゃうんだよねえ。
履いてないみたい(笑)
『 でもすっごい際どいよねこの服装。履いてますよって言ったほうがいいかな〜? 』
「 ちょっと昔のネタ放り込んでくるのやめて、読者さんわからないから 」
『 てへぺろ〜 』
そんな会話をしていたら、体育館の前に着いた。
敷地が無駄に(ではないけど)広いから、結構門から時間かかったなあ。
ふう、と一息着いてから京治が開けた思いドアに、そっと身を滑り込ませる。
と、明るい照明に目がやられた。
『 目っ………目!!目ぇぇぇぇ!!!!!! 』
「 おう赤葦なに連れて来たんだ? 」
軽そうでチャラそうな(クソ偏見)声が聞こえてしぱしぱする目をそっと開く。
そこには………
『 エッ、イケメン 』
「 アッ、かわいい 」
反射的に言ってしまった言葉が、彼の声と重なる。いわゆるハモった、ってやつだ。
私と彼は想いが通じあったんだな。(※黙れ)
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ワグマン - スナの横顔は美しいです(;・ω・)夢主の性格が思ってたより面白かったです(* >ω<)更新頑張ってください楽しみです! (2020年8月10日 16時) (レス) id: d570b5d827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽむりんこむ | 作成日時:2020年7月27日 20時