第９話 ページ9
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『 ぐっもーにん！！！ 』
「 とちゃうわ、お前何堂々と昨日より遅刻してんねん 」(現在１１時)
『 今日はちゃんと９時に起きたんですよ！でも通学路で困ってるお婆ちゃんいたもんだから助けちゃう夢を見て…… 』
「 つまり二度寝やな、ふざけんな 」
ち、ばれたか。
「てか９時の時点でアウトやわアホ」と背中に暴言を投げかけられて舌打ちをかます。
ねえ知ってる先生。学生の早起きって健康に悪いらしいよ。
９時がジャストなんだって。だからこれから登校時間１２時にしませんか？
よし、これ意見箱(階段のそばにある生徒の意見を物申すボックス)に今度書こう。
と決意しながら歩いていると、後ろの方でぶっすーとしかめっ面をした角名くんを発見。
うおおおぶすくれてても可愛いよ愛してる愛しい無理！！！
とか思ってる場合じゃない。
私は慌てて自分の机に向かって、彼の隣の席に腰を下ろす。
「 …………おはよ 」
『 ！おはよう 』
瞬時にそう返したけれど、彼の不貞腐れた態度は治らない。
私は引かれるの覚悟で、彼の目線に素早く写り込んだ。
昨日何度も練習したんだ。
角名くんの夢見たの、の一言のために２時間半もマ◯ドに溜まって。
よし、と意気込めば私は「角名くん」と彼の名前を呼ぶ。
角名くんは少し驚いたように目を大きくさせて「なに」と言った。
その返事だけでも白米５杯はいける。ペロリだわ。
『 あのね、昨日ちょっとだけ角名くん避けてた！！ごめん！！ 』
そう言って頭を下げると、角名くんは更にビックリしたようで「え、いや」と戸惑う。
そして角名くんは「顔上げて須崎」と焦りながら言った。はあすてき
「 俺別に怒ってないよ、ごめん昨日無理やりだったよね、 」
『 そういうの萌え…………全然大丈夫だよ！！ 』
危ねえ危ねえ、危うく「そういうのの方が萌えるから大丈夫！」とかドM暴露するとこだった
胸をそっとなでおろしてから、まだあまり納得のいっていない表情をする角名くんに「あのね」と続ける。
『 私が昨日角名くんを避けてたのは、角名くんの夢を見たからなの！！ 』
ありゃ……………………返事がない。引かれた、と思って視線を上げると
角名くんが、少し口角を上げた気がしますが、見間違いかしら………？
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Mero(プロフ) - 終始ドキドキしながらも楽しく読ませて頂きました（ ; ; ）続編も楽しみにしてます！ (2020年7月12日 15時) (
レス) id: 83fc4c9acf (このIDを非表示/違反報告)
焼き鳥(プロフ) - 完結おめでとうございます！マジで面白かったです (2020年7月11日 14時) (レス) id: 99af87c35a (このIDを非表示/違反報告)
かざぐるま - お話面白かったです！4番希望です！ (2020年7月11日 12時) (レス) id: 05fc39e1de (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - 完結おめでとうございますー！すごく面白かったので�ヾ�望です！ (2020年7月11日 11時) (レス) id: 09173d1463 (このIDを非表示/違反報告)
サイカ(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白かったです。次の作品、�ヾ�望シマス！！ (2020年7月11日 11時) (レス) id: 755648a4fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむりんこむ | 作成日時：2020年7月5日 9時
