よんわ。 ページ5
．
｢きゅーけー！！｣
ドリンクとタオルを持って体育館の中に入っていく。
｢黒咲ぃぃドリンクゥ〜｣
｢どーぞ松川。もっとシャキッとせい！w｣
｢疲れたんだわ〜
誰だよ練習メニュー考えたやつ…｣
｢あ、ごめんw｣
｢お前かぁぁぁぁぁ｣
みんなには強くなってもらわなくちゃね！w
今年は……
本気で全国目指してるから。
｢Aちょーだいっ｣
｢はい、徹！｣
｢ありがとねっ☆｣
｢うざい。ほら、汗よく拭けーっ！｣
ぼふっ、と徹の顔にタオルを投げつける。
後ろで徹がギャーギャー騒いでるのは聞こえてない。うん。←
きらちゃんは多分大丈夫だと思う。ほら。
｢あの、よく休んでください！｣
ニコッと笑ってドリンクを渡す。
｢おう、ありがとうな。｣
おや、花巻はきらちゃんに惚れちゃったかな？w
これはいじれるね(確信)
｢はいよーはじめ。おつかれー！｣
｢おう。サンキュー｣
｢姫白は……大丈夫そうか？｣
｢うーん、今のところは真面目な後輩ちゃんだよ！
これからが楽しみだね＿＿｣
ふふっ、自然と口角が上がった。
｢ほんと、お前いい性格してるよな｣
｢あなたの幼なじみに比べたら私なんて。｣
｢まぁな。｣
もう休憩終わりでいいかな。
ちら、ときらちゃんに目で合図した。
｢きゅっ、休憩！ぉ、おわり、です…｣
恥ずかしがってるように、後ろの方が小さくなっていた。
｢ありがとね、きらちゃん。｣
徹が頭をぽん、と撫でる。
顔が真っ赤になったきらちゃんは、嬉しそうに笑って｢はい！｣と返事をする。
｢さ、行こっか。｣
｢はい！｣
飲み終わったドリンクと、タオルを持って体育館の外に出る。
｢きらちゃん、初めてだったけど大丈夫だった？｣
｢はい、みんないい人でした！｣
｢うん、良かった。じゃあこの調子で頑張ろ！｣
｢その事なんですけどお……。｣
きた。
｢先輩、この部にいらなくないですかぁ？｣
｢バレー部のお姫様はぁ、きらだけで充分だと思うのぉ｣
アハッ、と妖しげに笑うきらちゃんは、つい数分前とはまるで別人＿＿＿＿＿
｢本性出したんだね、きらちゃん♪｣
．
ゲーム、スタート。
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作者名：かぁこ@ねる | 作成日時：2017年8月17日 17時
