EP.11 ページ11
??「…て!……きて!」
誰かが叫ぶ声が微かに聞こえた。
??「…起きて!!!Aッ…!!!」
私を呼ぶ声が聞こえた。聞こえた声は酷く焦っているようなのでこれはヤバいと思った。
起きなきゃ…
私は開かない目を無理やりあけた。
??「Aッ!!!はやく、!はやく逃げなきゃ!!!」
『…らだ?』
なんで逃げるの?
rd「早くいこうッ!!!行かなきゃ!!!」
瞬間、私の耳にやっとサイレンの音が届いた。
さっきからずっとなっていたようだか、眠っていて気が付かなかった。
らだは無理やり私の手を引くと教室のドアの方まで駆けた。
ドンッ
という音と共に私たちは跳ね返された。
え、?ドアは空いてるはずなのに…
未だに働かない頭でそう思っているとらだはドアに手をついた。
rd「なんでッ!!!」
何度もその空間を殴るが一向に出れる気配がしない。
私もその空間に手をやってみるが、壁同様につくだけだった。
rd「A!ここ逃げれないや…!」
また、私はらだに手を引かれ教室の後ろまで来た。
『ねぇ、何が起こってるの…?』
rd「俺もわかんないや…急にサイレンが鳴り出してビックリして動けないうちにみんな逃げて…」
『そっかぁ…』
段々今、置かれている状況下について考えられる程度には脳が働いてきた。
もう一度ドア付近に目をやると生徒達が走って逃げているのがみえた。
すると、逆走するような足音ともに大きな声が聞こえた。
[お前達ッ!!!何をしているんだ!?早くそこから逃げろ!!!]
いつもとは違う先生の様子に私達は驚きながらもらだが言った。
rd「先生ッ!!!助けて下さい!ここから出られないんです!」
[何をふざけたことを言ってるんだ!!!]
そんな声ともに先生はこちら側へ来ようと歩きだした。
ドンッ
[な、なんだ!?この壁…!!!]
ドンッドンッ
先生は何回も殴るが一向に効かず更に焦りを見せた。
rd「先生!その、壁はなんなんですかッ!?」
[…あぁ!とりあえずそこで安全に静かにしていろ!!!助けを呼んでくるッ!!!]
先生はそう叫ぶと走り去っていった。
『スマホで助け呼べないかな』
私は持っていたスマホを起動するが、カメラしか起動することができなかった。
『…なんで?』
rd「…俺もカメラしか出来ないや」
ポタッ…ポタッ…
窓の方から音が聞こえた。
雨だ。
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ただの後輩パピコ(プロフ) - こはくさん» コメントありがとうございます!!!そうなんですか…!?自分も北海道出身で、美術部です…wこれは運命ですね…!!!応援ありがとうございます!!!頑張ります! (8月7日 10時) (レス) id: 43c2c3b0f8 (このIDを非表示/違反報告)
こはく(プロフ) - えっ!!!!!びっくり!!北海道出身で、美術部なんです!!!運命?!?!めっっちゃ応援します!!頑張ってください! (8月7日 0時) (レス) @page1 id: 5137519573 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ただの後輩パピコ | 作成日時:2023年8月3日 17時