【EP.22】 ページ22
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lu「うーん…厳しいって言ったらいいのかな？まぁ、優しさ故の厳しさなんだけどね。
でもあんな顔のきんとき様は初めてかもしれない…
最近はずっと辛そうだったから……やっぱり可愛いは正義だよね。」
よかったぁ、なんて安堵のため息をしている。
『そうなんですね…やっぱり五感…ですか？』
lu「そうだね。エム様やサティ様の薬がなかったら…今はもっと酷いかもしれないね…
いや、酷かった。崩れゆくみんなの感情。流れる空気、辛そうな顔、
みんなこの国を、総統様を、幹部様を愛しているからこそ本当に辛かった。
こんなに素晴らしい国が少しずつ崩壊していく姿を…姿をみるのが辛かった。見たくｯ…なかったｯ…」
心の傷跡を伝う、暖かな涙がルオラさんの輪郭に沿って流れ落ちてゆく。
いつものようなきらびやかな笑顔ではなく、自然と流れる涙を堪えようと下唇を噛んで下を向いている。
lu「ごめｯ…ぅ…」
ルオラさんは私に顔をみせまいとしゃがみこんだ。
私は驚きのあまり声すら出なかった。
半日でも分かるほど優しくて…凄く頑張っている故信頼されている人なんだって。
私はなにもできない。
こういうときどうしたらいいの？
どういう"言葉"をかけたらいいの？
言葉…？
ルオラさんは何が好きなの？
私は記憶を遡り必死に思い出す。
…
机の上に置かれたあの、見本…表…
確かに、さっきの絵本の魔法でも…！
『ルオラさん。
会って一日の子供の私が言うのも少し変かも知れませんが…貴方の"言葉"から感情が伝わります。そのときの情景も、なんとなく伝わります。
泣くメイドさん達等の働く人。どんどんおかしくなる総統様や幹部様。
その中でも、貴方は輝く笑顔をみせ続け周りを励まして、崩壊するなかでも貴方は筋を通して歩んで頑張っていた。
そんな貴方を私は…尊敬します。
落ち着いてください。ここには私しかいません。
どんなに"強い"人でも必ず泣きます。だから、泣いてもいいんです。
宇宙が溢した涙にも意味があるように、
ルオラさんの流した涙には必ず意味があります。
少し、お話をしましょう。
ルオラさんは"色"はお好きでしょうか？』
lu「…うん…色…大好き…」
ルオラさんは立ち上がった。
『では、【"絵本"】を使って話をしましょう。
とある国に伝わる短いお話ですが…
「洞窟に降る星」の話を。』
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ただの後輩パピコ(プロフ) - カフェラテ好きののあ。さん» コメントありがとうございます！！！夢主ちゃん、気に入っていただけてよかったです()w嬉しいお言葉ありがとうございます…!!!! (12月23日 17時) (
レス) id: 43c2c3b0f8 (このIDを非表示/違反報告)
カフェラテ好きののあ。 - あ”ぁ夢主ぢゃん...(泣)夢主ぢゃんがわいぞうに”...(号泣)(汚い) 作者様の体調を一番にしてくだざい！夢主ぢゃん... (しつこい) (12月23日 12時) (レス) @page31 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
ただの後輩パピコ(プロフ) - 夜水の隠れ家さん» コメントありがとうございます！！！そう言って頂けて嬉しいです〜！！！夏から悩んだ甲斐がありました…！w更新頑張ります！ありがとうございます！！ (11月1日 22時) (レス) id: 43c2c3b0f8 (このIDを非表示/違反報告)
夜水の隠れ家(プロフ) - エタさんの性格がどストライクに大好き……！！！そして夢主ちゃんが可愛い……！！！！更新、無理しない程度に頑張ってください……！陰ながら応援してます…！！ (11月1日 20時) (レス) @page9 id: 317e2e4246 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ただの後輩パピコ | 作成日時：2023年10月29日 15時
