５人のにぃにと、妹６ (ページ38)

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北海道４ページ38

ー勝利サイドー

風磨くんの手違いで聡が付けてくれた暖房

｢これであったまるよ。大丈夫だよ。｣

そう声をかけながらAのお腹のあたりをトントンしていると眠りについたA

そっと腕をあげ脇に体温計を挟む。
冷たさからかピクンっとしたけど、｢大丈夫大丈夫｣そう声をかけているとまた眠りについたA

体温計のディスプレイの数字はグングングングンと上がっていく。

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

音をたてた体温計のディスプレイには39.5℃の文字

キツかったよね。

ごめんね。そう思い頭をトントンとする。

そっと髪の毛をあげ、おでこに、冷えピタを貼り

バレないようにオムツを脱がす。

勝利「39.5℃あるから、座薬入れるわ。誰かサポート入って」

そう声をかけると、みんな集まってきた。

二分の会議の結果。

座薬入れるのは俺。
サポートは健人くん
一応体をおさえるのは、マリ。
起きた時のサポートに風磨くんと聡

そっと布団を捲り上げ、腰の下にバスタオルとオムツをひいてあげて、全員と目を合わせ合図をする。

そっとお尻を持ち上げてもらい、座薬をいれると途端に目を覚まして暴れ出すA

でもねごめんね？座薬出てきちゃうとダメだから。

俺は健人くんをじっとみつめ、強行突破。

勝利「ごめんねー」

そう小声で声をかけ人差し指の第一関節をいれ、座薬が出ないようにする

指を抜いた頃にはもう、疲れきって爆睡をしていたAだけど、ここからが本当の戦いだった。