拒食症 4 ページ5
「はい」「はい」「はい」
と声をかけながら、Aちゃんのお腹に俺の手を置き、その上に中村の手。最後にAちゃんが手を置く。
ゆっくり息をフーーーーーーーーーと吐き
体の力をゼロにする
そうすると、安心するのか
無理やり戻す事もなくなった。
休憩時間になれば、中村と共に病室に行きたわい無い話で盛り上がったり。
中村「俺の名前豪志って言うんだけど、末永先生前になんて言ったと思う？カレシ。って言ったんだよ。先生は女かよ笑」
恥ずかしいエピソードをしたり
中村「あ、ここの数式はねー」
看護学生になるための勉強を教えたりしていた。
そうして1年後。
末永「よく頑張ったね。すっかり美人さんだ」
中村「もし、何かあって吐きたくなったら、あのおまじないするんだよ？先生も看護師さんもここにいるから、何かあったら、またおいで」
A「先生、中村さん。ありがとうございました。先生……先生は面白くていつも助けられてたよ。ありがとう。
中村さん、中村さんみたいに患者さんに寄り添える看護師に絶対なります」
笑顔で話すAちゃんに、涙で送り出した。
ーあれから10年ー
「えー、今日からこちらの精神科でお世話になります。看護師の斎藤Aです。
よろしくお願いします」
医院長「はいよろしくー。
えー、担当医は末永、看護師は中村だ。
何かあったら、なんでも聞け」
俺たちはあの日以来10年ぶりに再会した
送り出したあの日は涙したけど、再会した今日はみんな笑顔だった。
今となっては……
A「そんな事があって苦しかったね。
看護師さんも昔、すごく辛いことがあって、ここにいる看護師さんと、先生に助けてもらったんだよ。
小さな事でも、なんでもいいの。
先生達にお話ししてね」
おれたちの背中を見て立派な看護師として
チーム一丸で頑張ってくれています。
ーFinー
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麻希(プロフ) - 遥華さん» 承知しました。少しお待ちください (2020年11月12日 0時) (
レス) id: fabd760f23 (このIDを非表示/違反報告)
遥華 - アンビシャスさん存じ上げないですが、先生末永さん、看護師中村さんで、拒食症の話が読みたいです。年齢は14歳でお願いします (2020年11月11日 20時) (レス) id: 95b1b3b852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麻希 | 作成日時：2020年11月9日 1時
