拒食症 3 ページ4
末永「話しきけて嬉しかったよ。ありがとう
少しこれからの事をお話ししようか。これは提案だからね。
１つ、まずはここで入院してご飯食べたり、点滴したりして元気になる努力をする。
もう１つ、お家に帰って、お母さんの出す料理をきちんと食べる。
どっちがいいかな？」
きっと俺は入院した方がいいと思う。
お父さんとの関係も拗れていて、こうなった。
それなら、ここで治療をする方が絶対いい。
「入院……します」
入院が決定した事をお母さんに伝え一先ず病室へ
末永「ごめんね？まだ体きついだろうけど、今日だけ点滴したいんだ……」
細い細い腕に針を近づけると手を引っ込め布団に潜り込むAちゃん。
中村「ごめんねー、怖いよね。
じゃあ、怖くないおまじないしてあげるから、おてて出してごらん？」
布団の中から細い腕を出してくる。
中村「はぁーい、ありがとう。
じゃあね、ちょっとだけ腕触るね。冷たいけどごめんねー。じゃあね今から大きく息吸ってー
いくよ、せーの。吐いてー
フーーーーーーーーーー」
腕の力が抜けた瞬間に俺は針を刺し素早く固定した。
中村「よし、おまじないおしまい。
今日はもう寝ていいよ」
布団をかけ、そっと電気を消し
病室を後にする。
ー1ヶ月後ー
末永「はーい、ご飯の時間ですよー。
今日は何食べようかー。俺のオススメは……お粥かなー」
中村「えー、そこは茶碗蒸しでしょー」
……「茶碗蒸し」
入院して数日はご飯を見るだけで戻していた。
何度も戻して、ごめんなさい。を繰り返す
でも、治そうと必死なのは見て伝わった。
中村「はいあーん」
小さい口を開けて茶碗蒸しを一口飲み込んだ。
徐々に眉間にシワが寄る。
A「ごめんなさい……もう……むり」
大粒の涙を流し「ごめんなさい」を言うAちゃん。
末永「よく飲み込めたねー。茶碗蒸しさん喜んでるよー。よし、じゃあ今日のおまじないしようね」
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麻希(プロフ) - 遥華さん» 承知しました。少しお待ちください (2020年11月12日 0時) (
レス) id: fabd760f23 (このIDを非表示/違反報告)
遥華 - アンビシャスさん存じ上げないですが、先生末永さん、看護師中村さんで、拒食症の話が読みたいです。年齢は14歳でお願いします (2020年11月11日 20時) (レス) id: 95b1b3b852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麻希 | 作成日時：2020年11月9日 1時
