シェアハウス当日 ページ10
俺はバタバタしていた。
昼の12時、事務所集合なのに……現在11時半。
こんな時に限ってAの機嫌は悪く……
物をあちらこちらに、投げ倒す。
引っ越しの当日なのに……
絶対間に合わない。
やばい……やばいよ、やばいよ。
そんな時、永人と貴章の言葉を思い出した。
「支える」
……よし。
お願いしてみよう。
引っ越しの準備が止まってしまう。
俺は永人に、あえて電話をかけた。
上田「もしもし豪志？もう皆んな事務所ついてるけど、どうした？」
ガッシャーン
うぁーーーーん
ぎゃぁぁぁぁあ
耳が痛いほどいろんな音が混ざる。
中村「ごめん、ほんとごめん。
準備してたけどAの機嫌が最悪やけん
ちょっと……あの……」
上田「了解。間に合いそうにないって事ね
えっと、俺今からそっち向かってAちゃんと散歩でもするけん、その間に豪志は準備して。
スピーカーで皆にも聞こえてるけん、事情は分かったから」
プツリと電話が切れ、プープーと音がなる。
ほんとごめん……
そう思いながら、永人の到着を待った。
家のガレージに大きな車が止まる。
あれ……？永人の車……もっと小さいやつだった気が……。
上田「ごめん、勝手に入った。
Aちゃんと、歩いて散歩いってくる」
中村「永人ごめんっ、それより……車」
上田「あー、家族が増えるし、買い替えた。
保険をメンバー皆かけたから、みんな乗れるし、これで少しは楽できるとおもうよ」
ヒラヒラーと手を振り玄関に向かう永人を横目に俺は準備を続けた。
あー、何から手をつけよう。
本当に、さっきのパニックで部屋が凄いんだよ……
なんて思っていると、再び開く玄関。
堀田「豪志さん手伝います」
和田「俺ら何したらいい？」
稲又「俺ら3人だけだけど手伝いにきたけん、なんか出来ること言って？」
溢れそうな涙を止め、俺は「ごめん」と呟き指示を出した。
中村「まず、瑛仁と直也は、このダンボールに分類別に荷物をまとめて欲しい。服は服、おもちゃはおもちゃって感じで。ここに、分類するやつ書いてあるから。弘士は、大きな荷物とかを一緒に車に運んでほしい。表に置いてあるから」
口々に「了解」と言って、みんなが手伝ってくれる。
俺1人じゃどうしようもなかった……
みんな嫌な顔せずテキパキと働いてくれる
そのおかげで１時間後
無事に引っ越しの準備が終わり、永人にも戻ってきてもらった
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麻希(プロフ) - Da cchiさん» ありがとうございます (2020年11月8日 19時) (
レス) id: fabd760f23 (このIDを非表示/違反報告)
Da cchi(プロフ) - すっかりアンビシャスさんのファンになりそうです。更新楽しみにしてます。妹さんを思うメンバーさんの気持ちに感動しました (2020年11月8日 19時) (レス) id: 6b9028f148 (このIDを非表示/違反報告)
麻希(プロフ) - 美紀さん» あー。山下ね。まぁの先生やで。隼人先生って呼んでる (2019年11月16日 14時) (レス) id: fabd760f23 (このIDを非表示/違反報告)
麻希(プロフ) - おときさん» ありがとうございます (2019年11月16日 14時) (レス) id: fabd760f23 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 山下隼人っていう人かっこいいね気になる (2019年11月16日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麻希 | 作成日時：2019年11月4日 20時
