みんなでキャンプ 13 ページ45
中村「あ、野うさぎ。
A、あれは、うさぎ」
一匹のうさぎがバンガローに入り込んできた。
その野うさぎを眺めながら朝ごはん。
俺は朝ごはんを食べながら聞いた。
上田「お昼どうしよっか……」
自分で言いながら、気が早いなと思った。
稲又「肉余ってるし、またバーベキューする？」
テコテコと歩きウインナーを指差すAちゃん
そして、持っているロールパンを指差し、一口かじった。
ホットドッグ……食べたいのかな？
俺は軽く折りたたみのコンロにウインナーを入れ
ホットドッグを作るともぐもぐと食べ始めた。
上田「言葉はないけどさ、Aちゃん
最近自分の意思を伝えてくれるよね。
なんか、凄い嬉しい」
障害がある、ない関係なしに、Aちゃんの成長に、元気をもらえる。
朝ごはんを食べ終え、野うさぎとバイバイをして
昨日花火をした川へ来て水に浸かる。
少し肌寒い中、川で元気に遊ぶAちゃん、弘士、直也、瑛仁、魁。
豪志、俺、貴章は川の前で語り始めた。
きっかけは、豪志の一言。
中村「俺さ……俺。
正直障害あるって知った時は、驚いたし、凄く不安だった。でもさ、言葉なくてもこうして、みんなと普通に接することができていてさ、この子には……Aには、障害を言い訳にしたり、武器にしたりせずに、個性として受け止めて、普通に成長してほしい。もちろん、悩む事もあると思う。だけどさ、それも個性じゃん。他の子より成長が遅い。だから何？そうじゃなくて
この子は、この子なりにちゃんと成長してほしい。
Aより、色んな想いを抱えている人がいると思う、でも、その人も個性。
人の心の中なんて、誰も分からないんだからさ。
Aなりに成長してほしい」
気がつけば俺は、泣いていた。
豪志の考えを聞いて、凄く共感した。
上田「俺たちに出来ることあったら、なんでも言って。豪志の支えになるから」
末永「そうそう。豪志は1人じゃないし、抱え込む必要もない。立派なお兄ちゃんって、俺は思うっちゃん」
今回のこのキャンプ
ボードを忘れたり、怪我をしたり、熱が出て急遽座薬をしたり、色んなことがあった。
でも、この二日間、俺たちにとっては忘れられない二日になったし、Aちゃんが成長していく上で、きっと何かの糧になる。そう思った。
俺たちアンビシャスとしても、そうだけど
家族や、仲間、絆の強さ
より良い関係を築いて行く為のいいキャンプになったとおれはおもう
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麻希(プロフ) - Da cchiさん» ありがとうございます (2020年11月8日 19時) (
レス) id: fabd760f23 (このIDを非表示/違反報告)
Da cchi(プロフ) - すっかりアンビシャスさんのファンになりそうです。更新楽しみにしてます。妹さんを思うメンバーさんの気持ちに感動しました (2020年11月8日 19時) (レス) id: 6b9028f148 (このIDを非表示/違反報告)
麻希(プロフ) - 美紀さん» あー。山下ね。まぁの先生やで。隼人先生って呼んでる (2019年11月16日 14時) (レス) id: fabd760f23 (このIDを非表示/違反報告)
麻希(プロフ) - おときさん» ありがとうございます (2019年11月16日 14時) (レス) id: fabd760f23 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 山下隼人っていう人かっこいいね気になる (2019年11月16日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麻希 | 作成日時：2019年11月4日 20時
