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A「な、なんで、慧君が」
慧「そんなん、Aの様子がおかしいからに決まってんじゃん」
倒れ込むように抱き締められて、いつもと同じ慧君の香りに包まれる。
さっきまで不安な気持ちでいっぱいだった私の心が、一瞬にして満たされていく。
慧君の力って偉大だ···
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慧「なんでか言うまで離れないからね」
私の背中で手を組んで、がっちりとホールドされたのを感じた。
昨日も一緒にいたはずなのに、この感じが久々なような気がして、どんどん心拍数が上昇していく。
A「あの、···さ」
慧「ん」
本当は言ってしまいたい。
もう坂下さんとは話さないでって
···慧君の声が、温もりが、あまりにも優しいから、なんでも言ってしまいそうになる。
A「坂下さんとさ、····仲が、良いよね」
慧「坂下?あー、うん。まぁまぁ」
その後、何か察したのか
口元に手を添えてにやけ始める慧君。
慧「あの、Aさん」
A「···なんでしょうか」
慧「もしかして嫉妬してるんですか?」
···そうだよ、嫉妬してるんだよ。
A「···そうだったら悪いでしょうか」
私を見つめる慧君の視線が熱っぽい。
いつもより増して胸きゅんバロメーターが振り切る。
·
慧「···かわいすぎ」
そう言って、甘えるように鼻を近付けた。
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おかき(プロフ) - るさん» ありがとうございます(*^^)マイペースな更新ですが、あまーい物語作れるように頑張るのでよろしくお願いします♪ (2017年5月21日 17時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
る(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!!更新頑張ってください!! (2017年5月11日 6時) (レス) id: f770a5a72f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかき | 作成日時:2017年4月29日 17時