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朝、慧君に借りた鍵で彼の家を出た後、
いつも通り仕事へ向かう。
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A「···おはようございまーす」
宏太「お。今日は早いね」
A「宏太さんが早くから準備してるの知ってますから」
そう言って店内の開店準備を手伝い始めると、目を細めて嬉しそうに微笑む宏太さん。
宏太「Aちゃんのこと、雇ってほんとに良かったよ」
A「···ど、どうしたんですか急に」
宏太「お客さんへの対応も良いから常連さんも増えたし、なんたって仕事が出来るし」
A「いやいやいや!そんなに褒めて貰うほどでは、」
普段こんなに褒められることがないから、恥ずかしさとか嬉しさとか、混ざり合っちゃって
····最終的には全力で否定してしまうという、最高に可愛くない対応。
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宏太「そりゃ伊野尾も好きになるか」
A「···ん?なんですか?」
宏太「なんでもないです」
宏太さんがぼそっと呟いた言葉を聞こえないフリしたのは、秘密にしておこう。
慧君の名前を聞いたと同時に、
あの彼女の姿が頭に浮かんでしまうから····嫌だ。
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おかき(プロフ) - るさん» ありがとうございます(*^^)マイペースな更新ですが、あまーい物語作れるように頑張るのでよろしくお願いします♪ (2017年5月21日 17時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
る(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!!更新頑張ってください!! (2017年5月11日 6時) (レス) id: f770a5a72f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかき | 作成日時:2017年4月29日 17時