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買い物も一段落ついて、そろそろ帰ろうかと思っていた矢先
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慧「あー、腹減ったなー」
伊野尾さんがわざとらしくぽつり。
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A「買い物付き合ってくれてありがとうございました。···帰りましょうか？」
きっと彼も疲れたのだろう。
早く帰って休みたいよね。
すると、突然立ち止まって私をじっと見つめる伊野尾さん。
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慧「誰か夕飯作ってくれねぇかなー」
慧「カレーとかね」
私と先ほどの買い物袋を交互に見ながら、念を送られている、多分。
A「·····今日の話だったんですか、さっきの」
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一瞬気の抜けた表情をして、うんと頷く。
慧「んー···まぁ、正確に言うと今食べたいと思ったから」
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ダメかな？と首を傾げながら尋ねてくる彼は、
どこまで自由な人なのだろうか。
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突然のことで驚いたと言っても、私が心のどこかでまだ伊野尾さんと居たいと思っていたことは事実だ。
A「·······分かりました」
聞こえるか聞こえないか、そんな小さな声で返事をした。
そんな声でもちゃんと拾って、嬉しそうに微笑む伊野尾さん。
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慧「はい」
私の目の前に差し出された手。
きっと伊野尾さんは優しいから、荷物まで持ってくれようとしてるのかな。
その言葉に甘えてそっとビニール袋を差し出す。
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慧「あはは！そっち？」
A「え？、どっち？」
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それはもう可笑しそうに伊野尾さんがケラケラと笑うから、意味が分からない私はいつまでも突っ立ってるまま
慧「こっち！」
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彼の独特な高めの声が響いた後、ぎゅっと掴まれた私の手。
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おかき(プロフ) - 19153183さん» ありがとうございます！更新はマイペースですが、これからも読んでいただけると嬉しいです(*^^) (2017年4月8日 7時) (
レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
19153183(プロフ) - 頑張ってください (2017年4月3日 7時) (レス) id: 62b049ed6c (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - ななこさん» コメントありがとうございます！大好きだなんて言われたら100倍頑張れちゃいます…(笑)私の妄想が爆発しているだけですが、これからも読んで頂けると嬉しいです(*^^*) (2017年2月28日 19時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - ピコリンさん» 初コメありがとうございます！素敵だなんて…！細かいところまで感想を頂けて幸せです…(*^^*)ピコリンさんのお話もとっても素敵だと思います♪これからもキュンキュンしてもらえるように頑張ります！！ (2017年2月28日 19時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - おかきさんの作品大好きなので、これからますます楽しみにしています(*´∀｀)♪ (2017年2月28日 7時) (レス) id: 064492bb05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかき | 作成日時：2017年2月26日 22時
