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大貴 「前の日なのに熱とかバカだよなぁ俺、」
もとからか、と自分でツッコミながら笑う大貴。
だけどその表情はとても苦しそうで
A 「無理しちゃだめだよ、お母さんは?」
大貴 「·········仕事」
A 「そっか···。今日はずっとついてるから、ね?」
大貴 「······ごめん、A。ありがと」
毛布をかぶって見上げてくる大貴はこんな時に思っちゃいけないのだろうけど、かわいくて
思わず、汗で崩れた前髪に手を伸ばした。
A 「·····ん、?」
触れる直前に大貴に掴まれた腕。
いつもより熱をもった手のひらに包まれて、こちらまで移りそうになる。
大貴 「今そんなことしたらさ、···俺どうかなっちゃうから」
A 「ご、ごめん。ゆっくり寝たいよね」
慌てて手を振り払うと熱っぽい視線に心を掴まれた。
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大貴 「····そ、じゃなくて。手、出したくなっちゃうってこと」
A 「·········!?」
大貴がこんなことを言い出すのは熱のせいか、甘ったるい空気のせいか
そのまま吸い寄せられる口元に、拒むことを忘れていた。
大貴 「·········ふ、移っちゃうね」
熱をもった唇がわずかに動く。
A 「う、つったほうが早く治るかも·····ですので」
いま、めっちゃ大胆なこと言った。
と顔が赤くなるのを感じる頃には大貴の瞳に目を奪われていた。
大貴 「ほんとに止まんなくなるんですけど、」
A 「ダメ、寝てなさい」
そう呟くと、口を尖らせながらも優しく微笑んで布団を掛け直す大貴。
明日、頑張ってほしいんだから····
笑顔で戻ってくることを信じてるよ
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おかき(プロフ) - みるさん» ありがとうございます〜!完成しましたよ(*^^*)続編でも有岡くん活躍しますのでよろしくお願いします♪♪ (2016年9月22日 23時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - 涼李。さん» ありがとうございます(*^^*)とっても嬉しいです♪続編も甘すぎるくらいの甘々で頑張るのでぜひ!読んでくださいね! (2016年9月22日 23時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - みりかさん» ありがとうございます!これからはバンバン更新通知が届くように頑張ります…!(笑)続編できましたよろしくお願いしますね♪ (2016年9月22日 23時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - ももっぺさん» 本当ですか〜?ありがとうございます(*^^*)続編ではもっと大人な有岡くんも見れちゃうかな〜?どんどん好きになってください♪ (2016年9月22日 23時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - みゃあさん» ありがとうございます!嬉しいです(*^^*)続編でも私の妄想に付き合っていただけると幸せです〜♪ (2016年9月22日 23時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかき | 作成日時:2016年8月7日 7時