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A 「慧ちゃん達と、帰ったのかと思った···」
私の腕を引いて歩き出したまま振り向こうとしない大貴。彼が何を考えてるのか、全然分からない。
学校を出て、路地を少し歩いた時、
大貴 「ごめん·······俺ちょー情けねぇーな」
A 「···え?」
やっと見ることのできた大貴の表情は、とても苦しそうで、切なそうで。
思わず黙り込んだ瞬間、私の視界は真っ暗になった。
温もりとともに感じる彼の香りに鼓動が速くなって、顔が熱くなる。
大貴 「Aはさ、俺のこと·······好き?」
ストレートな言葉の後に、ギュッと強く抱きすくめられる身体。こんな大貴は見たことがなくて、今までで一番ドキドキしてる。
A 「好き······だ、よ」
しばらく続く沈黙。
私の振り絞った声は彼に届いたのか、返事が返ってこなくて不安になる。
大貴 「さっき一緒にいたヤツは?」
A 「···え?裕翔くん?」
大貴 「仲、、良さそうだったじゃん」
少し拗ねた声でボソッと呟くのは、初めての嫉妬な訳で。
ようやく気付いた私は嬉しさで彼がとても愛おしくなる。
A 「好きだよ」
かわいい大貴にちょっと意地悪したくなって。
····だまされたフリ、してください。
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おかき(プロフ) - みるさん» ありがとうございます〜!完成しましたよ(*^^*)続編でも有岡くん活躍しますのでよろしくお願いします♪♪ (2016年9月22日 23時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - 涼李。さん» ありがとうございます(*^^*)とっても嬉しいです♪続編も甘すぎるくらいの甘々で頑張るのでぜひ!読んでくださいね! (2016年9月22日 23時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - みりかさん» ありがとうございます!これからはバンバン更新通知が届くように頑張ります…!(笑)続編できましたよろしくお願いしますね♪ (2016年9月22日 23時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - ももっぺさん» 本当ですか〜?ありがとうございます(*^^*)続編ではもっと大人な有岡くんも見れちゃうかな〜?どんどん好きになってください♪ (2016年9月22日 23時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - みゃあさん» ありがとうございます!嬉しいです(*^^*)続編でも私の妄想に付き合っていただけると幸せです〜♪ (2016年9月22日 23時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかき | 作成日時:2016年8月7日 7時