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·
A「·····分からない。先輩のこと、分からないんです。いっぱいいっぱい優しくしてくれて···そんなの、勘違い···しちゃうじゃないですか、」
今まで何も言えなかった私の口から、いとも簡単にポロポロと言葉が出てくる。
·····喋りすぎた。後悔はすぐやってきた。
大貴「·····それは、たぶん、勘違いじゃ···ないと思う。」
A「·········え?」
予想もしていなかった先輩の言葉にびっくりして声が漏れてしまう。
····一体どういうことなんだろうか。
·
大貴「もう、全部言っちゃいますと·····好きなんですよ。Aちゃんのことが、」
A「······うそ、」
夢みたいな言葉が、大好きな人の太陽のような眼差しが、·····私に向けられている。
大貴「····今日誘ったのだって、メッセージ送るのどんだけ緊張したと思ってんの、」
ふふ、と一瞬笑って、次の私の言葉を待つように覗き込む。
いつまで経ってもドキドキしてしまって思うように口から声が出ない。
A「私も·······私も、好き、です」
不器用な言葉で私なりに一生懸命伝えた。
先輩を見つめ返すと、一瞬俯いて、顔を赤くして、
大貴「·······待って。俺、嬉し過ぎて死んじゃいそう、」
大貴「好きって言えたら十分だったのに〜···」
ずるい、と呟いて私の鼻をつまむ。
でも、その目は誰に向けられるものより優しくて
大貴「····彼女になって、くれますか?」
A「当たり前じゃ····ないですか、」
そう言うとまた嬉しそうにはにかむ先輩。
·
今日はとっても冴えなくて、初めて恋をしてから初めて泣いた日。
そんな日が先輩のおかげで幸せな、忘れられない日になったよ······
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おかき(プロフ) - みるさん» ありがとうございます〜!完成しましたよ(*^^*)続編でも有岡くん活躍しますのでよろしくお願いします♪♪ (2016年9月22日 23時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - 涼李。さん» ありがとうございます(*^^*)とっても嬉しいです♪続編も甘すぎるくらいの甘々で頑張るのでぜひ!読んでくださいね! (2016年9月22日 23時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - みりかさん» ありがとうございます!これからはバンバン更新通知が届くように頑張ります…!(笑)続編できましたよろしくお願いしますね♪ (2016年9月22日 23時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - ももっぺさん» 本当ですか〜?ありがとうございます(*^^*)続編ではもっと大人な有岡くんも見れちゃうかな〜?どんどん好きになってください♪ (2016年9月22日 23時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - みゃあさん» ありがとうございます!嬉しいです(*^^*)続編でも私の妄想に付き合っていただけると幸せです〜♪ (2016年9月22日 23時) (レス) id: 3da960ac62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかき | 作成日時:2016年8月7日 7時