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いくら採用試験に落ちてどれだけ泣いたって、
時間は待ってはくれないわけで。
8:20
今日は何をしよう。午前中は実家によって昨日の結果を知らせに行こう。
お昼には地元のカフェでサンドウィッチを食べて
夜になったら星が見たいな。今日は快晴だから綺麗に見えるはず。
電車の中で2時間揺られてやっと着いた実家
いつ見ても他の家とは違大きくて目立つこの家が
小さい頃から苦手だった。
お母さんは元看護師さん。私が生まれる時に仕事を辞めたらしい。
声を聞いた瞬間、『運命だ』って。
お父さんはお医者さん_ではなくてお母さんに一目惚れした患者さん。
目が会った瞬間、『運命だ』って。
本当に運命だよ。類は友を呼ぶんだね。
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全部の用事が終わった頃にはやっぱり月が頭の上にいた。綺麗な夜空でも見てリフレッシュしよう。
展望台から見えた景色はこの世のものとは思えなかった。自分の悩みがちっぽけだと思ってしまうくらい。
そう思った瞬間気が楽になった。
これまでにない努力を毎度繰り返しても喜ぶ時なんて1度もなかった辛い日々が、過去の悩みになってる。
嬉しすぎてこのまま全てを過去にしたまま、死にたいとすら思った。
もう疲れた。だからなのかな。
どこでも寝れるなんて能力、今発揮しなくてもいいのに。
「...おやすみ」
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作者名:雨神 | 作成日時:2021年12月4日 18時