えいちゃんと彼女 (ページ8)

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修羅場ページ8

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そら「聞かないの？」

えいちゃんが女の子と話に行ってから10分くらい
そりゃ、私だって気にならないわけがない

「気になるっちゃなるけど、私が踏み入っていい話じゃないだろうし」

ツリメ「まぁ、元だから安心していいよ」

「安心もなにもえいちゃんはただの友達だよ」

あの女の子が元カノだとわかって、やっぱり私がえいちゃんを好きだなんて烏滸がましい話だと思った
美人でスタイルが良くて私とは正反対のモデルみたいな女の子だった

どうせ彼女になれないなら、今のよき友達の立ち位置で充分だと思う。

そら「そんなこと言わずにえいちゃんのこと慰めてやってよ、ちょっと前までさっきの元カノのせいで色々大変で荒れ狂ってたのにAちゃんと仲良くなった途端丸くなったんだから」

ツリメ「そうそう、本当にずっと不機嫌だったのに最近のえいちゃんは怖いくらい機嫌よくて大学行ってくる～なんてルンルンで行くんだから」

リクヲ「え、だから機嫌よかったの？
まぁ、納得だけどえいちゃんも単純だね」

つまり、えいちゃんは私と会うのが楽しくて嬉しかったとこの3人は言ってるわけでそんなの私も同じ気持ちなのにな～と嬉しくなる

「私は何もしてないよ」

そら「分かってないな～」

ツリメ「存在が癒しなんだって」

「それはみっくんに言われたくないな」

みっくんほど存在が癒しな人はいないよ

そら「あ、えいちゃん終わった？」

そらくんの言葉でリビングのドアに目を向けると

エイジ「うん、俺こいつ送ってくから」

やっぱり不機嫌なえいちゃんと1歩後ろにあの女の子が立っていた

そら「いいの？」

エイジ「何が」

そら「じゃあAちゃんは俺が送ってくから」

エイジ「好きにしな」

そう言い放ってえいちゃんはいってしまった

そら「送ってくって言っても俺車運転出来ないんだけどね笑」

ツリメ「俺もお酒飲んでるからりっくんお願いね」

リクヲ「俺もお酒飲んで来たんだけど」

「タクシーで帰るから大丈夫だよ？」

タクシーで帰れるからと何度言ってもタクシーで帰るくらいなら泊まってきなというそらくんとみっくんの強い押しで今日はアバハウスに泊まることに。

ツリメ「なんか修学旅行みたいで楽しいよね」

先にお風呂を借りると今にも枕投げが始まりそうな雰囲気の中スマブラ大会が始まっていた

もう一時間弱も経っているのにまだ帰ってこないえいちゃんが、気にかかった。