デート？2 ページ11
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エイジ「そろそろ帰ろっか」
「うん、すっごい楽しかった〜」
まだ閉園まで時間があるけど一通りアトラクションにも乗れたしショーも見たりして満喫できた
「あ、最後に写真撮ろ？」
エイジ「せっかくだからキャストさんに撮ってもらおうよ」
えいちゃんがキャストさんに声をかけて
人があまりいない場所で写真を撮ってもらう
キャスト「お写真こちらでよろしいですか？」
エイジ「ありがとうございます」
キャストさんからスマホを受け取って帰ろうとしたら
キャスト「ミッキーとミニーくらいお似合いなお二人に私からプレゼントがあります」
と35happycelebration! と書かれた
通称ハピエストサプライズを貰った
「えぇ、すごい！ありがとうございます」
キャスト「幸運なカップルに幸せがありますように」
と笑顔でキャストさんは去っていった
エイジ「これってすごいやつなの？」
「そうだよ！中々貰えないんだから
私何回も友達と来てるのに全然貰えなくて…」
ディズニー大好きな私は大興奮してるのにえいちゃんは「へぇ、よかったじゃん」って興味なさそう
「やっぱカップルだと貰いやすいって噂本当だったんだ〜」
エイジ「カップルねぇ」
「あ、ごめん違くて…
エイジ「やっぱミッキーとミニーにして正解だったでしょ？ペアルック」
と何故かドヤ顔で、いやペアルックの自覚あったんかいと思わず笑ってしまった
「まぁこのおかけでハピエストサプライズ貰えたからよしとしましょう」
エイジ「本当はペアルック嬉しかった癖に〜」
「そっちが勝手に選んできたんでしょー？」
エイジ「え〜俺はペアルックしたかったからミッキーとミニーにしたんだけど？」
あぁ、本当にえいちゃんはずるい
「好きだよ、えいちゃんのそういう所」
夢の国だから普段言えないようなことも
つい口に出してしまう
エイジ「そういうの、ほんっとずりぃ…
ぁあー待って、今のは無し」
ずるいなんて、こっちのセリフなんだけどな
エイジ「ディズニーで、なんてベタすぎて絶対したくなかったのに…Aがそんなこと言うからだよ」
「え？何の話？」
エイジ「まだわかんない？
俺、Aのこと好きだよ」
周りの騒がしい声も、流れる音楽も
全てが遮断されてえいちゃんの「好き」だけが
耳に残って繰り返される
少し余裕のないその真剣な表情も
ベタすぎだしカッコ悪って言う表情も
全部が、好き
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作者名：おもち | 作成日時：2019年3月8日 1時
