よん ページ4
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歓迎会はそれは楽しくて盛り上がって
みっくんは顔真っ赤にして潰れてるし
りっくんは個室の隅で泣いてるし
そらくんはひたすら構ってくるし
もうカオスな状態
え「ごめんね初日にこんなんで」
「いや、本当に楽しかったよ
えいちゃんお酒強いんだね」
え「さすがに俺が潰れたらやばいと思って抑えた」
1人で成人男性4人を運ぶのは無理だもんね
まぁ2人でも大変なことは変わりないんだけど
え「そら、外にタクシー呼んでるから先に乗って」
そ「え〜Aちゃんと一緒に行く…」
え「いいから行け」
とりあえずまだマシなそらくんを部屋から出し
私はみっくんを、えいちゃんがりっくんに
肩を貸してタクシーまで連れてく
え「とりあえずこのタクシーで酔っ払い乗せるから俺達は次のタクシー乗ろう」
「3人だけで大丈夫？」
え「目的地は言ってあるからどうせ寝てるし平気だろ、ほら来たから乗って？」
「ありがとう」
前の会社では飲み会は苦痛でしかなかったから
こんなに楽しい飲み会は久しぶりで
ちょっとはしゃいで飲みすぎてしまった
え「寝てれば？起こすよ」
「え？大丈夫だよ」
え「あんま無理しないでよ明日も仕事でしょ？
俺達は遅くまで寝ててもいいけどそうはいかないでしょ、そんなんじゃ体持たないよ」
こうやって心配してくれるのも新鮮で
こんな環境にいていいのかなと不安になる
「大丈夫、これくらいで体壊したりしないよ」
え「はいはい、寝な」
「わっ…」
えいちゃんに引っ張られて肩に寄りかかる形になる
「ちょっと、えいちゃん」
え「なに？子守唄でも歌って欲しい？
も〜しょうがないな」
「わかった、寝ます！寝ます！」
クスクスと笑うえいちゃんはドSだ
そう思っても酔いと車の揺れととえいちゃんの温かい体温が心地よくてだんだん眠りに入っていく
え「おやすみ」
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作者名：おもち | 作成日時：2019年2月3日 23時
