ツンデレーションギャップ tk*in

secondscene ページ25

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最初のキスは突然だった。


寝込みを襲われたんだから怒ったって良かったのに。




俺の感情で真っ先に出てきたのは怒りではなかったのだ。


離れていく�睫擇魄�き止めたくて、手を掴んで



でも、

どうしても言葉にするのは苦手で、それを察してか�睫擇詫イ靴�キスをしてくれた。









俺が�睫擇了�を好きだって事は、伝わってはいるだろうけど

付き合って３年になるっていうのに俺は�睫擇砲修譴鮓斥佞埜世辰燭海箸�ない。








「伊野尾くん、おかえり〜」



大学を卒業して、お互い社会人になった。
仕事上、俺の方が帰りが遅い事が多く、最近は�睫擇�晩飯を作ってくれている。


「ただいまー…」

「疲れたでしょー！着替えておいで！」


キッチンに立った�睫擇�見た目からは想像できないような子どものような笑顔で笑った。







「はぁ…」


いい加減にしたいもんだ。
夕食作ってくれたんだからありがとうぐらい言えるだろ、俺。

別に「すき」って言えって言われてるわけじゃないんだから。

スーツをハンガーにかけながら、思わずため息が漏れる。




…今まで、素直になれたらいいなってどれだけ思ったことか。

いっぱい好きって言いたいし、ほんとのほんとは俺から…その、ちゅーとかぎゅーとかしたいし。

そういうことする時だって…もうちょっと積極的になりたい…し。




「伊野尾くーん！着替えたー？」

「勝手に入ってくんな！！死ね！！ばかき！」



………ひどい、あまりにひどい。


�睫擇世辰討海鵑文�悪くて素直じゃない男、嫌に決まってる。


もしも優しくて、素直で美人な女の子が�睫擇料阿妨修譴燭蕁�



「うぅ…素直になりたい…」



クローゼットにゴンッと頭を打ちつけると、ドア越しに�睫擇�「だいじょーぶー？」と声をかけてくれた。

…とりあえず、ご飯作ってくれてありがとうって言う。

よそのカップルは簡単にやってのけるようなハードルの低い目標を掲げて部屋を出た。








「伊野尾くん、一緒にお風呂入ろうよ」

「ほぁ？」


夕食を食べ終えてソファに寝っ転がり、ごろごろしていると突拍子もなくそんなこと言うから間抜けな声を発してしまった。



「………やだよ、１人で入れば？」

「えー！いーじゃん！伊野尾くんのけち〜」



いやいやいや、一緒に風呂とか絶対嫌だ！



＊＊＊


大学生編が終わり、社会人編です。

そして伊野尾ちゃんパートです。

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