ツンデレーションギャップ tk*in

past edition ページ48

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＊番外編です。





「伊野尾くーん！帰ろー！」

「げ…�睫據帖�



最近変な奴によく絡まれるようになった。
クラスメイトの�睫據�

見た目からしてチャラチャラしているやつなんだろうと思い込んでいたけど、実はそうでもなくて結構純粋で子供っぽい事には最近気が付いた。



「伊野尾くんが勉強教えてくれたおかげで赤点回避出来たよ〜！ありがとう！」



テスト前、あんまりしつこく勉強教えてと頼み込んでくるから少しだけ見てやると、それはそれは喜んで

俺が教えること全部メモして必死に食らいついていた。

赤点回避とか、普段の成績どうなってんだよって感じだけど…こいつなりに頑張ったんだろうな。



「ふーん、良かったじゃん」

「あ！伊野尾くん笑った！」



ビシッと俺の顔を指差しながら嬉しそうに微笑む�睫擇妨世錣譴董�慌てて口もとを抑える。

やばい、ちょっと気が抜けてた…。



「俺、伊野尾くんともっと仲良くなりたいんだ〜、今度遊ぼうよ！」

「はぁ？俺と遊んでもつまんないでしょ…」

「そんな事ないよ！俺、伊野尾くんと話してると凄く楽しいよ！」



頭の中お花畑の�睫擇蓮屬佑А鼠靴椶Δ茵繊廚箸靴弔海�誘ってくる。

本当に変なやつ…。



それから何となく遊んだり、昼食を一緒に食べるくらいの仲にはなった。

あの時、俺の横には気が付けば�睫擇�いて、それが普通になっていたんだ。






「俺、伊野尾くんと同じ大学に行くことにしたから！」



……流石にこの報告をされた時には驚いたけど…最近まで赤点回避のためにテスト勉強してたような奴がこんな事を言い出すんだから。


絶対に無理だろ…と思う反面、こいつならそんな事本当にやってのけそうな気もする。


「……そうなんだ、頑張れば」

「うん！がんばるよ！！」


素直じゃない俺の応援に嬉しそうに笑った�睫擇呂修瞭�から猛勉強を始めた。






.



図書室にたまたま行くと、見覚えのある後ろ姿に足が止まった。

机に突っ伏して寝ている�睫擇肋�さく寝息を立てている。



「…おい、�睫據�



頭をスコン、と丸めた教科書で叩くと間抜けに「うぅ〜ん」と唸り声をあげた。


「あれ…伊野尾くん」

「多分もうすぐここ閉まるよ」

「え、もうそんな時間？」


机の上に散らかった教科書を慌てて片付ける姿をぼけーっと眺める。
窓から夕陽が差し込んで、�睫擇鮠箸蕕靴拭�



「伊野尾くん、一緒帰ろ」

「…うん」


荷物をまとめて立ち上がった�睫擇蓮△泙心鬚靴修Δ澄�

＊＊＊→←あとがきです。

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