大好きだよ! ページ50
「伊野尾ちゃん!?大丈夫!?立てる?」
「伊野尾ちゃん、なんか飲み物持ってこようか??」
「伊野尾ちゃ…ぶほっ!」
3回目くらいで伊野尾ちゃんからグーパンを喰らった。
貧弱だから全然痛くはないけど。
そんな事より腰痛くて動けないんじゃ…そう思って再び殴られた頬っぺを押さえながら伊野尾ちゃんの方を見ると顔を真っ赤にしていて。
……ん??なんて思っていると
「やまだ、立てないほどとか昨日どんだけ激しかったんだよ〜」
「痛そー、大丈夫いのちゃん??」
…あ、やっちまった。
昨日の行為がメンバーにだだ漏れになり、伊野尾ちゃんは超絶不機嫌になってその日は口を聞いてくれませんでした…。
でも帰る頃には
「やまだー、帰るぞ」
当たり前のようにそう言ってくれて、
「伊野尾ちゃぁぁん!ごめんねぇぇ〜!お詫びになんでもするからぁ〜!」
「じゃあ夕飯パスタ作って、カルボナーラ」
「 それ、いつもと一緒じゃん!お詫びになんないよぉ〜!!」
ほぼ半泣き状態な俺に少々引きながらも、メンバーが「仲直り出来て良かったな〜」と温かい目で見守ってくれた。
家に帰って玄関のドアを閉めると仕事中のツンツンとはうって変わり、伊野尾ちゃんは甘えてきて
ぎゅっと後から抱きついて
「やまだ…今日は控えめによろしくね」
なんて、耳元で言ってくる。
今日もいいの!?
俺はてっきりしばらくはお預けになると思ってたよ。
嬉しくてなって思わずその場で舌をねじ込んだキスをすると、伊野尾ちゃんは苦しいのか俺の背中をとんとん叩いた。
「…っは!ここでじゃねーよ!」
「だって伊野尾ちゃんが誘ってくるから」
服を脱がせようと捲りあげると、
ふるふると震えた伊野尾ちゃんから平手打ちが飛んできた。
「ばか!ちび!へんたい!!」
靴を脱ぎズカズカリビングに向かって歩いていく後ろ姿を慌てて追いかける。
「伊野尾ちゃ…」
「腹減った!飯!」
「はい!ただいま!!!」
俺は伊野尾ちゃんに甘々だけど、結局最後はいつも許してくれる伊野尾ちゃんも俺に甘々だよね。
なんて考えながら1人でニヤけてると「何笑ってんの、きも」とツンツンモードにシフトチェンジした伊野尾ちゃんに言われたのであった。
おしまい。
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(名前)ここな(プロフ) - supikaさん» 無理言ってしまってすいません!supikaさんの作品全て大好きなので、ぜひお願いします!笑 (2020年4月3日 9時) (レス) id: f0baab4516 (このIDを非表示/違反報告)
supika(プロフ) - (名前)ここなさん» ここなさん!そんな風に言って頂けて嬉しいです!続編ですか〜〜笑 検討してみます!!笑 (2020年4月3日 6時) (レス) id: c2fc507797 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ここな(プロフ) - ほんとにもうsupikaさんが書くもの全部好きです!もうどれもめちゃめちゃキュンキュンして、全部続編描いて欲しいぐらいです!笑笑 (2020年4月3日 2時) (レス) id: f0baab4516 (このIDを非表示/違反報告)
supika(プロフ) - shootingstarhapさん» コメントありがとうございます!感情の描写が上手く伝わっているようで嬉しいです!苦労して書いた甲斐がありました…笑 (2020年3月23日 20時) (レス) id: c2fc507797 (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - 読みました(^^)supikaさんのお話は、2人の気持ちが知れてこの時こういう気持ちだったんだ…とか知れてお話の世界にすっと入って…。素敵なお話でした。是非この後の2人のイチャイチャをもっと見たいなと思いました。凄く癒されました(^-^) (2020年3月23日 6時) (レス) id: 29c1b2b83b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:supika | 作成日時:2020年2月12日 23時