【ヒソカ】家にいる推しに甘やかされてます。

あなたと出会ってからの私 ページ11

漫画を読むスピードの早さには自信があったので、それから最新巻までを一気に読みきった。
省略して説明するとこんな感じだったかな…↓
ハンター試験編終了『普通に好きだなー』

天空闘技場編〜『好き！！！！！！！！！！！！！！！！！』

うん、我ながら分かりやすい説明！

漫画は大好きだったけど推しは出来たことがなかった私にとって、ヒソカさんは人生で初めて出来た推しだった。

ヒソカさんを知ってから初めて世界に色がついた気がした。
お金を稼ぐことに、生きることに理由が出来た気がした。

ヒソカさんのお陰で、私は今『生きて』いる。

大袈裟だって笑われるかもしれないけど、それくらい私にとってヒソカさんは最高の人間だった。
ま、ガチ恋勢ではないけどね！
なんか……推しにガチ恋って畏れ多くて…。


だから何でヒソカさんを好いてるかっていうとやっぱり…。

「ヒソカさんが、私の救世主だからですかねぇ…。」

「救世主…？」

そう答えてリビングに入ると、物凄く美味しそうな料理の数々。

ま じ で ス パ ダ リ ！ ！

「ﾋｪｯ何これすごい」

「退屈だったからねぇ」

これがトガリさんの1年の努力を嘲笑うセンスマン…。

「ありがたく美味しくいただきます」

口に入れ咀嚼する度に広がる美味しさにもう私の感動は爆発である。

「生きてて良かった…。
世界に、あ、夢だから私の脳にありがとう…」

「気に入ってもらえたみたいで嬉しいよ♥️」

推しのスマイルを見ながら美味しい食事を食べるとか…。
何これ、あれ？天国？夢じゃなくて私死んでる？

もう夢なら覚めなくていいとはこのことだ！！！


その後ヒソカさんの料理を全て美味しく戴いて、私の最近の話をした。

休日にヒソカさんの登場シーンをDVDで見ていたら1日が終わっていたこと。
ヒソカさんグッズ専用の部屋にグッズが収まりきらなくなってきたこと。
遊びに来た姉にヒソカさんグッズ専用の部屋を見られてドン引きされたこと。

え？会社の話？
推しに私の下らない愚痴なんて聞かせられないって！

「…あれ、まだ夜中の2時くらいなのに……眠い…」

「そろそろ時間みたいだねぇ♠️
それじゃあおやすみ、森野サン♥️」

時間…？
何の話だろう。

まぁいいや、推しがおやすみって言ってるんだから返事しないと…。

「おやすみなさい、ヒソカさん…」

今日も尊さをありがとう…。

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