大好きをあなたに

はじめまして ページ12

「__________だね。」

「…ひど_________☆君だって弟君には______」

なに〜？もう、

「何が_____わけ？」

誰の声？

「ブラコンって言いたいんだケド？」

「え？ブラコン？」

「あ、流♦起きたんだ☆」

あなたたちのいきなりの突拍子も無いワードに目が覚めたんですよ。

「…」

あれ？なんでだろう？
喋ったことも無い人から哀れみの目を向けられてる気が…。

「えーっと、あの、…はじめまして。流といいます。七歳です。」


「…はじめまして。オレはイルミ。……とりあえずドンマイ。
…敬語じゃなくていいよ。」

え、なんで私ははじめましての人に同情されてるの？

「ええと、なんでドンマイなんです…なの？」

イルミさんは少し考え込んでから言った。

「知らない方が良い事もあるんだよ。」

何それ。意味深なんですが…。逆に怖い。

「そんなことより流、お昼ご飯を食べに行こうか♣」

「え、そんなの悪いよ。ヒソカお兄ちゃん。」

そう言った瞬間イルミさんのただでさえ大きい瞳が更に大きく見開かれた。

「何？ヒソカそんな呼ばせ方してるの？ホント変態だね。」

ヒソカさんが私のせいで変な勘違いされてる!?ちゃんと訂正しなきゃ！

「違うの！私が呼び捨てするの慣れなくてこの呼び方してるだけなの。
ヒソカお兄ちゃんは帰る場所が分からない私を置いてくれるって言ってくれた本当に優しい人なんだよ？」

…あれ？なんかイルミさんさっきまで無表情だったのに酷い顔になってる…。なんで？
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