※猫系彼女の場合 ページ7
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「…は」
現在地Aの部屋
いつものように寝相での壁の穴や粉々の目覚まし時計などに驚いているわけではないもう慣れた
_Aに耳が生えてる(猫の)
はえなにこれなんだよそれえ、え、どうすればそんなも※混乱中
焦っているとAがムクッと起きやがる
「あれ総悟おはよう」
「はいおはようその耳どうした」
「え耳?」
そう言って自分の耳(人間)を触る違うそっちじゃない
「頭に生えてるそれだよそれ」
「?寝癖のこと」
どうやら気付いていないらしい
ふと捲れた布団を見ると
尻尾…がって
俺は慌ててAに近寄る
そっとその尻尾に触れてみる
「んっ」
…あこいつの尻尾だ
俺が触ったことで何かの異変に気付いたのか自分の後ろに目をやるA
「あれ…尻尾生えてるや」
マイペース続行中自分の身の危険を感じないあたりすごい
「…A何か心当たりあるかィ」
「ん〜なぁいねぇ」
自分の耳をさわさわやりながら呑気に答えるA。興味なしかそしてそれ触りたい
「あ、でも」
何か思い出したようにポン、と手を叩くA。その反動でかなのか耳と尻尾がピンと立つ本当に猫になってるみてェ
「昨日テーブルの上にあったクッキーは食べた」
「でねその後ねザキさんが慌てて止めてたからてっきりザキさんが食べたかったのかと思った」
…とりあえずザキは後で締める
てか普通に躊躇なく食べるとか馬鹿か
「治る方法とかは」
「んんん分からん」
そう言って首をコテンと傾げる。その時に耳も一緒におれる何だこいつほんと可愛い
「ザキに聞くか」「聞く〜」
俺が立ち上がって歩き出すと、腕にしがみ付いてくる。勢いがあったのか関節がボキッとなる痛ェ
嬉しいのか尻尾が左右に揺れる
ためしにAの頭を撫でてみると嬉しそうに笑う。耳も立ってるし尻尾がぷらんぷらんとなっている本当に猫みてェ
「ふふっそうごに撫でられるの好き」
「…」
あぁ俺生きれるかな(いろんな意味で)
.
ザキに情報を聞き地に埋めた後、Aの部屋に行った
「ザキさん平気かな」
「大丈夫だあいつゴキブリ並みの生命力だから」「わおすごい」
恐らく一日で効果は切れるらしい安心
まあでもこのままでもいいか…イヤイヤだめだ俺がもたない
「そうご」「あ?」
「あそぼ?」
そう言って無邪気に笑う
あぁ俺生きられるかな※いろんな意味で
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作者名:あっこ | 作成日時:2017年5月9日 21時