いーちっ ページ2
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「…ねぇ邪魔なんだけど」
「何でィ、せっかく彼氏様が構ってあげてるのにツンデレか」「死ぬかいっぺん」
突然後ろから凄い勢いで飛びついてくるものに、冷たく当たる。そりゃそうだ、今仕事中だし。私がこういう事すると畳に頭埋められるし。
今絶賛私の彼氏様は構え構え状態。
非常にめんどくさい。
「今私仕事したい」
「今俺甘えたい」
…見るな。そんな子犬みたいな目で見るなうるうるさせるな無理無理ほんと。
くっ、だめだ惑わされるな。こんなかわいい顔してても裏ではサドだサド。そーごどえすおきたさんせいだ。平仮名だと弱そうに見えるな
「…あのね、この始末書誰のだか分かる」
「誰だろ」「てめぇだよ」
「いいじゃねェか、そんなん後で」
「期限が今日までなの!やんなかったら鬼方に怒られるの!」
「いいんじゃね」「よっしゃあいっぺんしね」
「…だって最近俺お前に冷たくしてて全然構ってなかったから…寂しかったんでィ…」
そう言って総悟は私の首筋あたりに顔をぐりぐりしてくる。…いい匂いする。
「……」
「………」
「……」
「……A好きだ」
「ッ…………私もだ馬鹿何して構えばいい」
……負けた。かわいいうるうる目+珍しい愛の言葉はダメだ心臓に悪い。
恥ずかしくて下を向いていれば、突然顎をすくわれる。
びっくりして、総悟の顔を見ると、黒い黒ーい顔をした悪そうな顔が。え
「んーじゃあ、_こういうこと」
「…んっ」
唇に触れる“何か”。
ゆっくりとただただゆっくりと合わさる。
…あぁもうずるい
「……っばか」
「引っかかる方が悪い」「おい」
「あ、でも_」
『好きって言うのは本当だぜィ』
「…ほんとにずるい」
…あぁ顔熱い耳熱い。
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作者名:あっこ | 作成日時:2017年5月9日 21時