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「いやローレンお前っ！俺のバイク乗れ！！姉さんと二人っきりとか絶対させねェぞ！！？」
「くっさん行ってパトカーも来てるのにボス！！！！悪足掻きすぎる、だーるー！！俺ら捕まるし、お姉さんも捕まるんじゃない？俺としてはお姉さんと二人で牢屋で過ごすのも……」
「お前っ……オマエまじ……」
『パトカー、来た……』
「……姉さんに手ェ出したら殺して海に沈めるからな、マジで」
「おっほ〜！！お姉さん！助手席乗って！！」
パトカーが近づくと、だるまは苦虫を噛み潰したような顔を浮かべ、そう告げた。赤髪の男に言われた通りに助手席に乗ることになった。とてつもなく、心配だった。
「これ〜い！何してんじゃい！！」
「まっずい、シートベルトした？よしじゃあレツゴーーーッ！！！！」
車が発進し、サイレン音が鳴り続けるパトカーから逃げようとスピードが徐々に加速していく。私、今日で、死んだりしないよね…？不安しか胸に残らず、ただ、シートベルトを握りしめることしか出来なかった。
「お姉さん結局、名前何て言うんスか？」
『い、今！？』
「俺、ローレン。ローレン・イロアスって言います。呼び方ローレンで」
『は、はぁ…Aです』
「A。Aさん、……ハニーとでも呼ぶべきかこれ？」
『普通にAで……』
パトカーのサイレン音がまだ聞こえる。今ここでする会話とは思えず驚きしかなかった。
「好きな食べ物とかは？」
『え……オムライスとか、』
「待って？俺も好きなんだが、オムライス。やっぱ運命だわ！！」
『えっと、パトカー、追ってきてます、よね…？』
「好きな男のタイプっ……は？」
『何か衝突してませんか！？』
ガコン、と何かが当たる音、何かを引きずる音が耳に入りこのお見合いみたいな会話をしている場合ではない。だが彼、ローレンは続けた。
「タイプなんスかー？」
『え、あ、一途な、人とかです、ね、はい』
「うわ！俺、めっちゃ一途なんだよな、マジで。一途すぎてもはや束縛ヤバイタイプ。一生離さんタイプ」
『束縛強い人はちょっっとぉ…』
「マぁっ！？うわまじかーーー！…だけどこう見えて気遣い出来るし家事出来るしお金持ってる。これはもう、結婚しかないなァ！！」
ローレンがハンドルを大きく回すと同時に、体が右に大きく傾く。シートベルトをしていなかったら死んでいたかもしれない。
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ゴマ(プロフ) - 飴玉くんさん» 別作品からありがとうございます〜！！そう言ってくださると嬉しいです！！こちらこそ、閲覧及びコメント誠にありがとうございます、感謝です💕 (11月4日 22時) (
レス) id: 048acd4b1b (このIDを非表示/違反報告)
飴玉くん - 鬼畜過ぎて攻略できないからここに辿り着きました!!!ホントにうんめいの出会いなんですよね！！！神作品を産んでくださりありがとうございます！！！！！ (11月4日 10時) (レス) id: bc84786978 (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ(プロフ) - かたかナさん» わー！そう言ってくださると嬉しいです！！！！こちらこそ閲覧及びコメントありがとうございますーーーーッ！ (10月2日 0時) (レス) id: 048acd4b1b (このIDを非表示/違反報告)
かたかナ(プロフ) - ｱｱｱｧｧｱ〜〜〜〜こういうの本当大好きなんですありがとうございます〜〜〜〜〜 (10月1日 22時) (レス) @page39 id: 2ce3047e1b (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - ゴマさん» 自分だったらもう関わりたくないレベル…主人公、無理矢理逃げないの優しいですね (9月16日 19時) (レス) id: 9c44afdfe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴマ
| 作成日時：2023年9月2日 21時
