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『……あのぉ、これ、どうしたら…』
「あー持ってていいよ。てか、どこ行く？」
『銃刀法違反になりません、かね…？』
「やっぱのんびり散歩もいいけど指輪買いたいなぁ」
話を相変わらず聞いていないようだ。こんな物騒なモノ、どうしたらいいんだ。
困っていると「とりあえず俺が持っておくわ。確かに危険だし」と言って私から拳銃を取り上げた。
『…あ』
「！もしかして行きたいとこでも…！！」
『スマホ』
「えぇ？今？今スマホのこと？えぇーーーなんかじゃない？デート中だよ？」
『…う、………』
「う？」
『いや、うざいなって言いそうになって』
「それもう言ってるんだよ。俺流石に傷付いたわ！！責任取って結婚しよう」
私の手を握って改めて言うローレン。何度溢したか分からないため息がまた溢れた。手に残る熱がじわじわと全身を伝う。
この男、やはり無理だ。
「無言は肯定だから結婚するか」
『はぁ……』
「ため息マ？俺のこと嫌い？」
少し屈んで私と目線を合わせてくるローレンにどきりとした。鼻腔に残る、そこまで嫌ではない煙草の臭い。整った顔。私を見つめる翡翠の双眸。────慌てて顔を逸らす。
『…好きではない』
「………え、照れてる？マ？照れてるマ？？？？待って可愛すぎんだろ結婚するか！！！！」
『なしで』
「即答マジかァ〜〜〜！」
『早くスマホ返してください…』
誰かこの男の取り扱い方を教えてくれ。本当に。このままでは私の身が持たない。
ローレンが私から手を話すと、ポケットからスマホを取り出した。
「はい」
『やっとか…』
仕事の取引先の連絡先も上司の連絡先も友人の連絡先も消されたスマホ。メッセージアプリの一覧、通話アプリの連絡先をきちんと見るが、やはり全て消されている。残っているのは弟と、見知らぬアイコンのもの。たぶんこれがローレン。
「え、そんなに見つめて……惚れてくれた？」
『違う』
「照れんなって、分かってるから」
本当にコイツをどうにかしてくれ誰か。
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ゴマ(プロフ) - 飴玉くんさん» 別作品からありがとうございます〜！！そう言ってくださると嬉しいです！！こちらこそ、閲覧及びコメント誠にありがとうございます、感謝です💕 (11月4日 22時) (
レス) id: 048acd4b1b (このIDを非表示/違反報告)
飴玉くん - 鬼畜過ぎて攻略できないからここに辿り着きました!!!ホントにうんめいの出会いなんですよね！！！神作品を産んでくださりありがとうございます！！！！！ (11月4日 10時) (レス) id: bc84786978 (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ(プロフ) - かたかナさん» わー！そう言ってくださると嬉しいです！！！！こちらこそ閲覧及びコメントありがとうございますーーーーッ！ (10月2日 0時) (レス) id: 048acd4b1b (このIDを非表示/違反報告)
かたかナ(プロフ) - ｱｱｱｧｧｱ〜〜〜〜こういうの本当大好きなんですありがとうございます〜〜〜〜〜 (10月1日 22時) (レス) @page39 id: 2ce3047e1b (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - ゴマさん» 自分だったらもう関わりたくないレベル…主人公、無理矢理逃げないの優しいですね (9月16日 19時) (レス) id: 9c44afdfe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴマ
| 作成日時：2023年9月2日 21時
