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『……私、関係ないです、よね』
「まあ、俺の嫁さんだから関係なくはないなァ」
『……』
頭が痛くなってきた。路地裏に隠れて数十分経過した。膝を抱えて、どこか知らない壁に寄りかかって座る。相変わらずパトカーのサイレン音は止まず、いつ捕まっても可笑しくはない。
本当に私、関係ないと思うんだけど。
『いつまで、ですかね』
「死ぬまで…とか？」
『死ぬまでコンビニ強盗での指名手配されて逃げるんですか？』
「え？死ぬまで俺の傍に居てくれるんじゃないの？」
『本当に話、噛み合いませんね』
「相性はピッタリではあるよ」
『…私の話聞いてますか？』
「俺が好きでいつでも結婚準備OKって話？」
どうしよう話通じなくてイライラする、無理だこの人。今すぐにでもこの街を去りたくなった。
何がなんでも、私は自分の家に帰ってみせる。その意思だけは、確かに強くなった。
正直言って、仕事の連絡先も全部消されて困っている。これから先のことに支障が出たらどうしてくれるんだ。そんな気持ちを込めてローレンを睨む。
「…惚れてくれた？もしかして」
…そんなわけあるか！と、叫びたくなったがぐっと堪え喉奥に留める。この場合、無視するのが、きっといいんだ。
「マ？？？惚れてくれたマ？？？？」
『違いますね』
「うわー照れ隠しマジか。照れんなよ俺まで恥ずかしくなるだろ…！でも大丈夫安心して、俺らちゃんと相思相愛だから」
『何の心配してるんですか…？』
「だッはー！！ほんまマジ、えぐい！！」
無視したら余計悪化する、了解。とりあえず下手にローレンの前で何かしない方がいいことだけは分かった。
一人で楽しそうに永遠に喋るローレンをどうしてやろうかと考えた。本当に、スマホだけは返してもらえないだろうか。
『あ、の』
「Aのタイプって確か一途な人だったよな？」
先にローレンが口を開いた。思わず返事をしてしまう。
『あっ、は、はい』
「そんで束縛強い男はちょっと無理？」
『…そう、です、が』
「んーなるほど？俺、…んまア束縛強いかもしんないけど？一途よ？一途だよマジで」
『……はい？』
本当に何の話してるの？
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ゴマ(プロフ) - 飴玉くんさん» 別作品からありがとうございます〜！！そう言ってくださると嬉しいです！！こちらこそ、閲覧及びコメント誠にありがとうございます、感謝です💕 (11月4日 22時) (
レス) id: 048acd4b1b (このIDを非表示/違反報告)
飴玉くん - 鬼畜過ぎて攻略できないからここに辿り着きました!!!ホントにうんめいの出会いなんですよね！！！神作品を産んでくださりありがとうございます！！！！！ (11月4日 10時) (レス) id: bc84786978 (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ(プロフ) - かたかナさん» わー！そう言ってくださると嬉しいです！！！！こちらこそ閲覧及びコメントありがとうございますーーーーッ！ (10月2日 0時) (レス) id: 048acd4b1b (このIDを非表示/違反報告)
かたかナ(プロフ) - ｱｱｱｧｧｱ〜〜〜〜こういうの本当大好きなんですありがとうございます〜〜〜〜〜 (10月1日 22時) (レス) @page39 id: 2ce3047e1b (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - ゴマさん» 自分だったらもう関わりたくないレベル…主人公、無理矢理逃げないの優しいですね (9月16日 19時) (レス) id: 9c44afdfe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴマ
| 作成日時：2023年9月2日 21時
