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「そういえば、おねえちゃんって何でここに来たの？」
『……弟が、治安が悪い街に住んでるって聞いて、観光がてらに様子を見に…』
「おねえちゃんはボスがギャングやってるの、知ってたの？」
『全く』
私がキッパリそう言うと、だるまは視線をあからさまに逸らした。何も聞いてない。ギャングのボスをやっているというのを。そしてヤバイ仲間がいるということを。何も聞かされていない。
「なぁるほどねー！観光はこれから？」
『あ、うん』
「僕が案内しようか？」
アルスさんがそう言うと、脳に大きな声が響いた。
「まっってアルスさん！！！！俺がするから！！Aは俺が案内する！！」
「ほんまコイツ、どうしたらええ？どうするべき？山に埋めるか海に沈めるか……」
「ボス、いい加減に姉離れするべきじゃない？俺が幸せにするから任せてって。だからそこ退いて」
「死んでもオマエには任せれやん」
だるまは私を守るように前に立ち、ローレンはだるまの目の前に立った。横に座るアルスさんは「喧嘩かぁ〜？やめろよぉ」と呑気に言っており、怖がる素振りを一切見せなかった。
この子もギャングなんだ、と思わされた。
「てか、AはAの意思ってもんがあるだろ。ボスが、だるが決めていいの？もしかしたら俺と今からでも結婚したいと思ってるかもよ？？？」
『ないです、ね』
「よーしローレン、覚悟出来てんな？」
「照れ隠しなんだなァきっと！！！！」
だるまの拳が飛んだ。
ローレンを殺す勢いで追いかける弟を見て、私はどうすればいいんだ本当に。
「ちょっと暴れんなって二人とも！」
「なんだなんだなんだァ？じゃすお前も殺るのか？？」
「可笑しいって二人の殴り合いじゃないの！？俺もなの！？」
「もぉー！喧嘩はやめろぉー！！」
「せ゛り゛ぃ゛ー！！な゛お゛し゛て゛！！」
「俺、起こさない、言ったよね？」
『……』
「……」
そう、この殺伐とした空気に取り残されたのは、私と葛葉さんのみ。
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ゴマ(プロフ) - 飴玉くんさん» 別作品からありがとうございます〜！！そう言ってくださると嬉しいです！！こちらこそ、閲覧及びコメント誠にありがとうございます、感謝です💕 (11月4日 22時) (
レス) id: 048acd4b1b (このIDを非表示/違反報告)
飴玉くん - 鬼畜過ぎて攻略できないからここに辿り着きました!!!ホントにうんめいの出会いなんですよね！！！神作品を産んでくださりありがとうございます！！！！！ (11月4日 10時) (レス) id: bc84786978 (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ(プロフ) - かたかナさん» わー！そう言ってくださると嬉しいです！！！！こちらこそ閲覧及びコメントありがとうございますーーーーッ！ (10月2日 0時) (レス) id: 048acd4b1b (このIDを非表示/違反報告)
かたかナ(プロフ) - ｱｱｱｧｧｱ〜〜〜〜こういうの本当大好きなんですありがとうございます〜〜〜〜〜 (10月1日 22時) (レス) @page39 id: 2ce3047e1b (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - ゴマさん» 自分だったらもう関わりたくないレベル…主人公、無理矢理逃げないの優しいですね (9月16日 19時) (レス) id: 9c44afdfe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴマ
| 作成日時：2023年9月2日 21時
