▽かえりたい ページ14
「ボスのお姉ちゃん！」
『…あ、はい、』
「よろしくねぇ、僕、アルス」
『う、うん、よろしく…？』
「あれ、アルスさん戻ってくるの早くない？」
「だってボスのお姉ちゃん来たって言われたから、飛ばしてきちゃった」
鈴を転がしたかのように笑い、大きな魔女帽子を揺らす女の子が、本当にギャングなのか。何が真実で何が嘘なのか、もう分からなくなってしまった。
あの後、外でこれはまずいということで、アジトに上がらせてもらうことになった。私的にはホテルに帰る選択肢しかなかったが、弟とローレンの圧に負けてしまいソファーに腰かけている。
こんな治安の悪い所、帰れるなら帰りたいよ。
「ボスのお姉ちゃんってことは、僕もお姉ちゃんって、呼んでいいよね！」
『ぅ、うーん…？』
「アルスさんちょっと待って？俺の姉さんやからな？？」
「別にいいじゃーん！ローレンよりましでしょ！」
「ローレンは論外やからな。アイツは姉さんの視界にも入らんでほしい」
「俺の扱い酷くね？Aとは運命だからこれ」
「黙れそれ以上姉さんに近づくな」
茶髪の男はじゃすぱー、ピンク髪の男はせりーと言うようだ。じゃすぱーさんは割といい人そうで、せりーさんは…何というか。冷たい、というか、興味がないというか。そんな感じであった。
白髪の男は立ったまま静かに、私と気まずそうに視線を逸らす。今一番気まずい。葛葉、みたいな感じで呼ばれていたからそのような名前なのだろう。
「葛葉さっきから大丈夫？顔色悪いけど」
「……イヤ、なん、も……ない」
「いやボス、本当に安心してください。お姉さんは俺が幸せにするんで！！」
「おーし死ぬか？？？？」
「俺、もう、死んでも起こさないから」
「喧嘩はやめろぉー！！」
帰ってもいいだろうか。
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ゴマ(プロフ) - 飴玉くんさん» 別作品からありがとうございます〜！！そう言ってくださると嬉しいです！！こちらこそ、閲覧及びコメント誠にありがとうございます、感謝です💕 (11月4日 22時) (
レス) id: 048acd4b1b (このIDを非表示/違反報告)
飴玉くん - 鬼畜過ぎて攻略できないからここに辿り着きました!!!ホントにうんめいの出会いなんですよね！！！神作品を産んでくださりありがとうございます！！！！！ (11月4日 10時) (レス) id: bc84786978 (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ(プロフ) - かたかナさん» わー！そう言ってくださると嬉しいです！！！！こちらこそ閲覧及びコメントありがとうございますーーーーッ！ (10月2日 0時) (レス) id: 048acd4b1b (このIDを非表示/違反報告)
かたかナ(プロフ) - ｱｱｱｧｧｱ〜〜〜〜こういうの本当大好きなんですありがとうございます〜〜〜〜〜 (10月1日 22時) (レス) @page39 id: 2ce3047e1b (このIDを非表示/違反報告)
羽月(プロフ) - ゴマさん» 自分だったらもう関わりたくないレベル…主人公、無理矢理逃げないの優しいですね (9月16日 19時) (レス) id: 9c44afdfe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴマ
| 作成日時：2023年9月2日 21時
