…�� ページ28
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「てことでよく来たお前らァ！！」
「噂のエアコン臭い家か」
「今日ありさん来れんって」
『え、ありさかさん来ないの！？』
「ガスマクス持ってきたかお前ら〜？？」
「いや持ってきとらんよ」
玄関でどや顔を決めるだるまさんを横目に、ありさかさんが来れないことに少しショックを受けた。ありさかさんの好感度も上げたかったが、仕方ない。
今日のメンバーはバニさん、きなこ、私、そしてだるまさんだ。きなこの話によると、別の用事が出来たということで来れないらしい。残念だ。
「いーや、まじで掃除した。流石にもう臭くないって」
「本当かそれ」
「流石に臭かったら俺ら全然帰るけど、」
「多分大丈夫やって！！」
だるまさんの部屋は噂によるとエアコンが臭くてガスマスクが必要レベルらしい。そして何よりゴミで溢れているとか。よくそんな部屋で誘ってきたなと逆に感心した。
『お宝ちゃんと片付けましたか？』
「めっっっちゃ片付けた」
「待って待って待って？A？お宝って？」
『お宝はお宝よ』
「きなこさんそんなことも知らんの？お宝よ」
「え？？？？」
くださらない会話をしつつ、お邪魔します、と言いだるまさんの家に上がる。
「うわ、だるさんやるじゃん」
「やろ？俺もう勉強せんでもよくない？部屋片付けたんやし」
『なんのために私達集まったの？』
「……分からん」
『えぇ？』
だるまさんの部屋に入る。THE・男子という感じの部屋だった。ゲーム機のソフトや漫画などが大量にある部屋。そして可愛らしい大きなぬいぐるみが目に入ったがあえて口には出さなかった。
「防音効果のぬいぐるみ？」
「そうそう、こいつかなりデカいやろ」
防音効果のためのぬいぐるみか。それなら納得…は出来る。
「今日どんくらいやるん？もうゲームならいっっつでも出来るで」
『流石に一時間はしませんか？』
「お菓子食わん？俺持ってきたけど」
「やる気ないじゃんもう」
勉強会とはいったい何だったんだろうか。
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作者名：ゴマ
| 作成日時：2023年2月26日 21時
