…�� ページ26
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「二週間後、何があるか分かっとるな？」
『聞きたくないですねぇ』
「俺だって言いたくないわ」
二週間後。そう、地獄の中間考査が待っている。ゲームのように鼻をほじりながらステータスを上げたらいいというわけではない。真面目に勉強しなければ、留年。攻略どころではない。
学生つれぇ〜とまだ呑気に言える。社会人にまたなると考えると頭が本当に痛い。頭痛がして本当に死にそうだった。
「まあ？まあまあまあ？A頭悪そうやから勉強一緒にしてやってもええけど？」
『二度と数学訊きにこないでくださいね』
「冗談ですやーん!!」
その時だった。例のあれが、表れた。
【選んでください】
1.「諦めて遊びに行きませんか」
2.「お互い頑張りましょう！」
3.「勉強会、しますか？」
1は若干、私の心情だが、好感度的に3が妥当だ。3しかない。2もありかもしれないが、なるべく好感度を上げたい。そしてワンチャン、ありさかさんとも一緒に出来るかもしれない。
そう考えると3しか選択肢はない。
【3を選択しました】
『よかったら勉強会、一緒にしませんか』
「めちゃくちゃ待ってたその言葉。この俺に全て教えろや」
『それが頼む態度なんですか？？』
「これが俺流」
♡21【+1】
一上がった。静かに心の中でガッツポーズを決める。卒業する頃にはいい感じに上がっているだろう。全て未来の自分に託す。
『どこでやりますか』
「アー……図書館…」
『…は、多分うるさくなりますね』
「だいたいいつものメンツやったら追い出されるな」
『他にどこがありますかね……ファミレスとかも無理そうですし』
「追い出されるやろなぁ」
うーん、と頭を捻らせる。図書館は無理だろう。他に誘うならこの前打ち上げをしたメンバーだ。まず無理だろう。どうするか、と考えていたら、だるまさんが声を上げた。
「汚くてもええなら俺ン家とかは？」
『…まじすか？』
これは、イベントか？そう思わせるくらい、好都合だった。
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作者名：ゴマ
| 作成日時：2023年2月26日 21時
