#助言 ページ50
＿＿＿
英二が撃たれてアッシュも眠っていて、
頭が追いつかずに呆然とする。
俺にはどうすることも出来なくてただ部屋にこもった。
そんなある日。
ブランカ「こんにちは、Aくん。」
『ブランカ、久しぶりだね』
ブランカ「嗚呼、アッシュのことなんだが＿＿＿」
英二がいなくなった今きっと自分を責め立てるだろう、だから君がアッシュを救ってくれないか、と言われる。
『嗚呼、やるよ。英二みたいに上手く出来ないけど』
それでアッシュが少しでも救われるのならば。
＿＿＿＿
『アッシュ？どうした、？』
ブランカが帰ったかと思えばアッシュが入ってきた。
そのままアッシュは下を向いて俺まで近づいた。
そしていつものように俺に抱きつく。
俺も何も言わずいつものように背中を撫でた。
『アッシュ…』
今何を言えばアッシュが楽になるかな
今俺が喋っていいのかな
色んな思考回路ができる。
『俺さ、どうしても言いたいことがあるんだ』
少ししてなんだという声が聞こえてくる。
『まだ言わない』
アッシュ「はぁ？」
アッシュが顔を上げて目が合う。俺は笑った。
『ことが終わったら言うよ。全部ぜーんぶ終わったら』
アッシュ「何だよそれ」
『んー、俺の精一杯の助言』
アッシュ「……何だよそれ」
『だから全部終わったら図書館ね』
アッシュ「……今言えよ」
『やだね』
アッシュが笑ってくれたことが
俺がどれだけ嬉しいかいつかわかってくれるよね。
そう思いながらアッシュの頭を撫でた。
少し撫でたら振り払われてしまったけど。
胸が妙に痛むのはきっと気のせい
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暇人(プロフ) - チキンラーメンのひよこさん» コメントありがとうございます！毎日更新できるよう頑張ってはいるんですけどねぇ… (2022年4月3日 13時) (
レス) id: b995eb60f0 (このIDを非表示/違反報告)
チキンラーメンのひよこ - 久しぶりに見にきたらすっごい更新されてた…。お疲れ様です！ (2022年4月2日 22時) (レス) @page19 id: 7e53dc51a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇人 | 作成日時：2022年3月3日 1時
