#期限 ページ2
貴方side＿＿＿
『また後でな！ショーター！』
場に合わない、明るい声を心掛けて言う。
それに合わせてかショーターも笑って手を振っり返してくれた。それだけで俺は安心する。
ショーター「おう！英二は任せろ！」
『……任せた！』
英二に悪い事がおきませんように。そう願うしか出来ない。
＿＿＿
案内されて辿り着いたのは、大きな一室。
扉を開けると2人がけソファーの真ん中に座る父が1番に目に入った。
『元気そうでなにより』
親父「そっちこそ……まぁ座れ。お前に仕事だ」
いつ会っても変わらない上からの態度。いつからこんなになったんだろう。昔はまだマシだったんだけど……
そんなことを思いながら椅子に深く座る。そして目の前にある大量の資料に目を通した。
『……だいたい予想は着くけど。当てて見せようか？仕事。』
親父「っふ、面白い。当ててみせろ」
『ゴルツィネを殺せ。だろ？』
親父「それはなぜ？」
『1つ、資料の全てがゴルツィネについてのものだから。2つ、そろそろ親父の代が終わる。でも親父は裏社会のTOPになりたい。だから俺を上手く使う』
3つ、4つと指を立てて説明していくと親父は高笑いし始めた。
親父「当たりだよ。さすが私の息子。ゴルツィネを殺せ、どんな手を使ってもいい。」
『……期限は？』
親父「期限はない。だが私が死ぬまでがいいな。」
死ぬまで……ねぇ。
俺たちは明日死ぬかもしれないし、もしかしたら後20年は生きるかもしれない。そんな不定期な期限なんて……
『面白いじゃん。いいよ。その仕事受ける。』
久しぶりに燃える仕事が来た。
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暇人(プロフ) - チキンラーメンのひよこさん» コメントありがとうございます！毎日更新できるよう頑張ってはいるんですけどねぇ… (2022年4月3日 13時) (
レス) id: b995eb60f0 (このIDを非表示/違反報告)
チキンラーメンのひよこ - 久しぶりに見にきたらすっごい更新されてた…。お疲れ様です！ (2022年4月2日 22時) (レス) @page19 id: 7e53dc51a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇人 | 作成日時：2022年3月3日 1時
