無個性がヒーローになるまでの物語 II (ページ49)

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99:日曜日ページ49

『おはよー。白兎』

白兎「おはよ」

ビックリマークをつけてしまいそうになるのをグッとこらえて挨拶をすると白兎は微笑んで返してくれた

ヤバい…

顔が真っ赤にならないようにとてつもなく意識した

白兎「どこ行こう？」

『とりあえずどっかの中に入ろ？』

白兎「そうだね」

白兎は黒いキャップを被り直した

ｸﾞｸﾞｸﾞ

キュンキュンするっ！！

近くにあったショッピングモールに入る

白兎「この映画……」

貼り出させれている映画のポスターに白兎は目を輝かせていた

確か…鬼を滅殺するとかほざいてたアニメだ

『見に行こっか』

白兎「！いいの？」

『いいよ！僕も気になってたし』

白兎「早く行こ！」

白兎のテンションが20上がった

白兎は僕の手を取って早歩きで映画館に向かっている

可愛いかよ←

〜映画館にて〜

『ポップコーンキャラメル派』

白兎「え。塩派、っていうかキャラメル食べたことない」

『じゃあ初キャラメルという事で！』

店員「キャラメルですねー笑(BLっ！腐腐腐)」

真ん中より少し前くらいのところに座った

白兎「っ！美味しいっ……」( *´꒳`* )

『でしょ〜！』

白兎「今日からキャラメル派←」

『ふふふ〜。可愛い』

白兎「え？」

『なんでもない！』

やらかしたァァァァァァァァ！！！

ひ、ひ、ひひひひひ、ひかれた？？

ゆーっくりと白兎の顔を覗き込む

『ふぇ』

白兎の顔は耳まで赤くて

白兎「ゎ、み、見るなっ！」

可愛くて

愛しくて

『かわいー』

食べてしまいたい

映画が始まった